式内 宇美神社

投稿者: kojiyama 投稿日:

概 要

社号 式内社 出雲国楯縫郡(タテヌヒ):9座(並小) 宇美神社
読み:うみ
江戸時代は「廻大明神」「熊野権現」と称していた
所在地 島根県出雲市平田町宮西町688-1
旧地名 出雲国楯縫郡(タテヌヒ):9座(並小)
御祭神
布都御魂神(ふつのみたまのかみ)
配祀 伊弉册尊(いざなみのみこと)、速玉男命(はやたまのおのみこと)、事解男命(ことさかのおのみこと)、天児屋根命、太玉命、手力男命(たぢからおのみこと)、大歳神
例祭日 10月12日

社格等

『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
出雲国:大2座・小185座
楯縫郡(タテヌヒ):9座(並小)(タテヌヒ):9座(並小)

『出雲国風土記』 「宇美社」

近代社格制度  旧県社
社格制度廃止後 島根県神社庁 特別神社

創建
本殿様式   春日造 檜皮葺

境内摂末社(祭神)

天満宮・・・・菅原道真、少彦名命
幸神社・・・・猿田彦神
稲荷神社・・・保食命
金屋子神社・・金山彦命、金山姫命

社外社(末社)と御祭神
船霊神社・・・市木嶋姫命
縁結神社・・・伊弉諾命、伊弉冉命
祖神社・・・・久久能智命
城前神社・・・素戔嗚尊
伊勢宮・・・・天照大神

一口メモ

旧平田市の出雲市平田支所に近い街中にある。川に挟まれた中の島にある。神社前の道は旧道で狭いが3台置ける参拝用駐車場がある。

歴史・由緒等

「出雲国風土記」に宇美社、「延喜式」に宇美神社と記載されている古社。

もと、沼田郷(ぬたのさと)の廻(さこ)の奥平田町愛宕町の丘陵上にあって、廻大明神と呼ばれました。

ただし、塩津町の石上神社がもとの宇美神社であったが、沼田郷の土豪長廻氏が廻の奥に移したという伝承もあります。

いずれにせよ、「出雲国風土記」の沼田郷の地名伝承によれば、宇美神社の祭神は海神である宇能遅比古命であるべきだが、
現在は宇美神社、石上神社ともに布都御魂神という剣神です。

-「出雲観光ガイド」サイト-

出雲国風土記に当地は楯縫郡(タテヌヒ):9座(並小)沼田郷と有り、当社は「宇美社」として記される古社であります。
社号「宇美」の起因は、祭神布都御魂神が出雲国にご来臨の際海上より御上陸になったところからこの社号ありと伝えられ、古来より国家鎮護、民生安穏、百事成就の守護神又武勇神として尊信されております。現境内地には応永元年(1394)本願小村家、杉原家の祖により紀伊熊野三山から御分霊を勧請し熊野権現社として奉称され、その後天正16年(1588)廻田に御鎮座の本願長廻家の氏神である廻大明神(宇美神社)を始め天満宮、春日神社、若宮神社、大歳神社、伊勢宮の七社をここに合祀しています。その後社号は熊野権現社、熊野神社、平田権現、平田神社、宇美神社、或いは俗に真薦の宮などと称されました。明治5年に宇美神社と改称。
昭和56年島根県神社庁より特別神社の指定を受け今に至る古社であり名社であります。

「社頭掲示板」

境内・社叢

  
鳥居                        社号標

   
新しい狛犬


随神門

  
拝殿                        拝殿扁額

  
拝殿前の祭祀できる変わった狛犬           本殿

正式名称は知らないが立派な神社でよく見かける拝殿と神官の執務所を結ぶ渡り廊下。アーチが共通。

  
天満宮                       縁結神社


御祭神 伊弉諾命、伊弉冉命

縁結びの神様として出雲大社が有名だが、『縁結』と名がつく神社は出雲でもこちらだけ。人気があるようで、右手にも絵馬掛が最近増設されたようである。

    
本殿右手境内社(手前から)伊勢宮   幸神社?                   船霊神社

    
祖神社                金屋子神社                  城前神社

  
本殿奥 大土乃御柱神           三方荒神


境内右手 稲荷神社

地名・地誌

地 図

交通アクセス・周辺情報

参 考


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