社 号 前原神社
読み まえはらじんじゃ
桐岡神社 『国司文書・但馬故事記』
所在地 兵庫県美方郡新温泉町桐岡84
旧地名 二方郡陽口郷前原、のち桐岡
御祭神
大山咋命 『国司文書・但馬故事記』
御神紋
例祭日 10月6日
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳 (文武天皇庚子4年(701)か、それ以前 『国司文書・但馬故事記』)
本殿様式
国道9号線歌長北交差点から県道103号線に入る。桐岡で県道265号線へ右折。交差点から約3.8km。坂道を登れば広い高原地帯の照来地区。桐岡は照来地区の中心部で照来小学校、郵便局、診療所等の公共機関が集まっている。
創立年月不詳
社内の大杉を以て霊木と仰ぎ今に本殿を有せず。
明治6年(1873)10月村社に列せらる。「兵庫県神社庁」
人皇22代雄略天皇22年(478)夏6月 千原大若伊知命の子、前原真若伊知命を以て二方国造と為す。前原真若伊知命は戸田大弓臣命の娘、清澄姫命を娶り、伊角大若彦命を生む。
人皇42代文武天皇庚子4年(701)春3月 二方国を廃し、但馬国に合わせ、二方郡と為す。
従七位上、榛原公照来を以て二方郡司と為し、郡家を端山郷に置く。
大宝元年秋9月 榛原公照来は、その祖大山守命を春木山に祀り、春来神社と申しまつる。(式内 春来神社 美方郡新温泉町春来)『国司文書・但馬故事記』
社叢 鳥居
社殿
御神木 大杉
社殿左手境内社 社殿右手境内社
桐岡
照来地区の中心で照来小学校・郵便局などがある。
『国司文書別記 但馬郷名記抄』 二方郡陽口郷桐岡村(陽口の古語は屋久)
前原神社の名である前原は、桐岡の古名である。『国司文書・但馬故事記』第八巻・二方郡故事記で、前原が最初に登場するのは、上記の人皇22代雄略天皇22年(478)、前原真若伊知命が二方国造となったときである。しかし、同書の神社神名帳に桐岡神社とあり、『国司文書別記 但馬郷名記抄』(天延3年 975)に桐岡村とあるので、平安後期には桐岡となっていたようである。
『大田文』
二方郡温泉郷
1889年(明治22年)4月1日 二方郡飯野村・塩山村・中辻村・丹土村・桐岡村・多子村・切畑村の区域をもって照来村発足。
1954年(昭和29年)10月1日 温泉町・八田村と合併し、改めて温泉町が発足。
2005年(平成17年)10月1日 浜坂町と温泉町が合併して発足し新温泉町発足。
国道9号線歌長北交差点から県道103号線に入る。桐岡で県道265号線へ右折。交差点から約3.8km。