社 号 黒杉神社
読 み くろすぎじんじゃ
所在地 兵庫県美方郡新温泉町切畑字西畑91
旧地名 但馬国二方郡陽口郷(のち温泉郷)
御祭神 主祭神
配祀神
御神紋
例祭日 10月13日
近代社格制度
創建 年代不詳
本殿様式
なし
照来地区は、但馬牧場公園ができた頃に始めて訪れ、山あいに平坦な田園がいくつも広がる高原風景に驚いたことを憶えている。国道9号線の山間部をいくつもの長いトンネルが結び、その山間に集落が点在する地域とは対照的な広さが美しい。切畑はその東南部にある。下記の由緒にあるように現在地は元々八幡神社で、おそらく近くの山中にあったようだ。黒杉は「クリス」と読み、切畑の古名。
創立年月不詳
大己貴神の神誨により社内の杉を霊木として拝斎したるものにして、社殿を備えず、社号を黒杉神社と称し、明治6年(1873)3月村社に列し、大正元年(1912)、同7年(1918)両度の大水害にて境内殆ど流失し、毎年の例祭も無格社(兵庫県神社誌)八幡神社の境内より遙拝せる状態なり。
故に移転の議起り、昭和2年(1927)11月右八幡神社へ移転合祀し、社名を黒杉神社と改称の上、同月18日遷座祭を執行す。同年11月9日無格社(兵庫県神社誌)黒澤神社を合祀せり。「兵庫県神社庁」
人皇30代欽明天皇30年秋7月 伊角大若彦命の子、桧尾真若彦命を以て、二方国造と為す。桧尾真若彦命は黒杉太立彦命の娘、黒杉太立姫命を娶り、真弓射早彦命を生む。
人皇35代舒明天皇12年春3月 桧尾真若彦命の子、真弓射早彦命を以て、二方国造と為す。真弓射早彦命は磐山野中彦命の娘、和田毘売命を娶り、和田佐中彦命を生む。
『国司文書・但馬故事記』第八巻・二方郡故事記
本殿覆屋