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社号 総本宮 日吉大社
読み ひよし
通称 山王権現
延喜式神名帳 名神大 近江国滋賀郡 日吉神社
読み ヒエ
所在地 滋賀県大津市坂本5-1-1
御祭神 西本宮:大比叡神(
東本宮:小比叡神(
当大社には約40のお社があり、全ての神様を総称して「日吉大神」と呼びます。
例祭日 4月12日-15日(山王祭)
古代社格制度『延喜式神名帳』
東山道:382座 大42座(うち預月次新嘗5)・小340座
近江国 155座(大13座・小142座)
滋賀郡 8座(大3座、小5座)
式内社名神大
中世社格制度 二十二社(下八社)
近代社格制度 旧官幣大社
社格制度廃止後 別表神社
神仏霊場巡拝の道149番(滋賀17番)
創建 崇神天皇7年(およそ2100年前)
本殿様式 日吉造(ひえづくり) 桧皮葺
その名の通り、当大社独特の建築構造であり、東西両本宮と宇佐宮の三社に用いられています。 外観は一見するとお寺によく見られる入母屋造ですが、背面に大きな特徴がございます。 その理由は、内部構造にあります。神社建築に共通する板壁に囲われ、正面中央にのみ扉を設けた閉鎖性と神秘性を兼ね備えた神様のお部屋(内陣)の前面と両側面に庇(外陣)を取り付けているので、入母屋造の背面をバッサリと切り落とした様になります。 また床下に明治の神仏分離まで本地仏を安置していた「下殿」と呼ばれる部屋が設けられているのも特徴です。(『神社公式サイト』)
上七社(西本宮・東本宮を合わせて上七社、山王七社ともいう)
中七社
下七社
文化財
(国宝) 西本宮本殿 東本宮本殿
(国重要文化財)
・以下の建造物は東照宮(江戸時代の建立)を除いて安土桃山時代の建立
西本宮拝殿・西本宮楼門・東本宮拝殿・東本宮楼門
日吉三橋(大宮橋、走井橋、二宮橋) …いずれも石橋
摂社宇佐宮本殿 …西本宮本殿、東本宮本殿と同様、屋根は日吉造である。
摂社宇佐宮拝殿
摂社樹下神社(じゅげじんじゃ)本殿・拝殿
摂社白山姫神社本殿・拝殿
摂社牛尾神社本殿・拝殿
摂社三宮神社本殿・拝殿
(牛尾神社と三宮神社は八王子山に位置し、拝殿は懸崖造になっている。)
末社東照宮本殿・石の間・拝殿、唐門、透塀
日吉山王金銅装神輿 7基
(国指定史跡) 日吉神社境内
京都市へ出かける際に、滋賀県大津市の日吉大社への参拝が目標となっていった。近江国式内社はまだ一社も訪ねていない。伏見の天穂日命神社から山科で国道161号線(西大津バイパス)で滋賀里ランプ、県道47号線。
全国に約3,800社ある「日吉神社」「日枝神社」また「山王神社」の総本社。平安京遷都の際には、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから、都の魔除・災難除を祈る社として、また伝教大師が比叡山に延暦寺を開かれてよりは天台宗の護法神として多くの方から崇敬を受け、今日に至っています。
それらは方除けの神様として、武士がお城や屋敷を建てるにあたり分霊されたもの。また「山王」とは日吉の神様の別名で、天台宗比叡山延暦寺の守護神としての性格を意味する。それを「山王信仰」といい、天台宗のお寺の広がりと共に日吉の神様が祀られた。
東・西両本宮を中心に、山王二十一社をはじめ、古くは境内社108社、境外社108社の神々が鎮座し、現在でも、約13万坪(40万平方米)の広大な境内に、数多くの社が鎮座しております。東本宮は、古事記には「大山咋神、亦の名を山末之大主神。此の神は近淡海国の日枝の山に坐し・・・」とあり、神代の昔より比叡山に鎮坐する地主神であります。一方、西本宮は、天智天皇7年(667)に大和国三輪山に」坐す、大己貴神(大物主神)を大津京の遷都に当たり勧請し、大津京をはじめ、国家鎮護の神として祀られました。又、日吉大社が京都の表鬼門に当たり、京都御所の鬼門・猿ケ辻、東京赤坂の日枝神社などに代表されるように、国家鎮護・方除けの神として祀られ、さらに、天台宗(比叡山延暦寺)の護法神、或は加護神として祀られ、現在でも、全国約3,800余社の護分霊社を有しております。
「日吉さんといえばお猿さん」とといわれ魔除けの神猿さんんも広く知れ渡った。「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じ、大変縁起のよいお猿。当大社には3000本のもみじがあり、関西屈指の紅葉名所として知られています。
山王鳥居…神仏習合の信仰を表す独特の形で当社発祥。 明神鳥居の笠木の上に破風を付けたもの。破風鳥居ともいう。当社パンフレットには「合掌鳥居」とも呼ばれているとある。
境内駐車場前 子安・子立社(イザナギ尊・イザナミ尊)、惣社(山王二十一社をまとめて祀る)
大威徳石 左隣に祇園石
西本宮楼門(国重文) 西本宮拝殿(国重文)
西本宮本殿(国宝・日吉造)
大宮竈殿社 校倉
摂社宇佐宮 拝殿 本殿
左:宇佐竈殿社 右:気比社 宇佐若宮社
摂社白山宮 拝殿 本殿
剣宮社 小白山社 八坂社 北野社 恵毘須社
三宮遥拝所 牛尾宮遥拝所
・ここから参道を登り八王子山頂にある奥宮 三宮・牛尾宮の遥拝所
東本宮楼門(国重文)
正面 東本宮拝殿(国重文) 東本宮本殿(国宝)
樹下宮拝殿 本殿
摂社・大物忌社 末社・二宮竈社
亀井霊水 末社・新物忌社
左手末社 樹下若宮社 右手末社 稲荷社
坂本(さかもと)
滋賀県大津市。延暦寺および日吉大社の門前町として古くから栄えた。
坂本は大津市北部にある地域である。日吉大社参道の両側には比叡山の隠居した僧侶が住む里坊が並び、穴太衆積み(穴太積みとも)と呼ばれる石垣が街路を形成している。戦国時代には三好長慶に敗れた室町幕府12代将軍足利義晴・13代将軍足利義輝と細川晴元らが都落ちしてこの地に逃れ(後に朽木村へ移動)、安土桃山時代には明智光秀により坂本城が築城されたが、本能寺の変や続く山崎の戦い後に明智秀満が城に火を放った。
1889年(明治22年)4月1日、町村制施行により滋賀郡坂本村と穴太村(自然村)の2村が合併し坂本村が発足。坂本村は坂本村大字坂本となる。
1951年(昭和26年)4月1日、坂本村は大津市に編入合併。
鉄道
車
境内参拝者用駐車場 50台 300円/日
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