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【日本神話】 第3巻「出雲編」 第3章 オオクニヌシ物語 八十神の迫害・ 根の国訪問

八十神の迫害(兄神たちの迫害) オオクニヌシノカミ(オオナムヂ)の兄弟である八十神(ヤソガミ)たちは因幡のヤガミヒメに求婚するが、ヤカミヒメはプロポーズした兄たちには見向きもせず、オオクニヌシノカミを夫に選びました。 おもしろくない兄たちは、いっそのことオオクニヌシノカミを殺してしまおうと計画を立てたのです。 オオナムヂを伯岐国の手前の山麓につれて来て、オオクニヌシノカミをイノシシ狩りに連れ出し、 […]

【日本神話】 第3巻「出雲編」 第1章 ヤマタノオロチ

乱暴な所業で高天原を追われたスサノオは、鳥髪(とりかみ)といわれる出雲の船通山(せんつうざん)に降り立ちました。 すると上流から箸(はし)が流れて来るではありませんか。川上に人が住んでいるのだろうと、スサノオは川沿いに上っていきました。 そこには、クシナダヒメ(『古事記』では櫛名田比売、『日本書紀』では奇稲田姫)という美しい娘をはさんでアシナヅチとテナヅチ(『古事記』では足名椎命・手名椎命)という […]

【日本神話】 第3巻「出雲編」 第5章 オオクニヌシ(大国主)の国譲り

■オオクニヌシ(大国主)の国譲り(葦原中国平定) 高天原(たかまがはら)では、地上の豊かな出雲の国はアマテラスオオミカミ(天照大神)の子孫が治めるべきだという相談がなされていました。そこでアマテラスオオミカミは国譲りの交渉のために、3度も使いを送ったのですが、使いは出雲の住み心地の良さに帰って来なかったりして、なかなか交渉は成立しませんでした。 そこで切り札として、タケミカツチノカミ(建御雷之男神 […]

【日本神話】 第3巻「出雲編」 第4章 オオクニヌシ(大国主)の国づくり

オオクニヌシ(大国主)が出雲の美保岬にいたとき、海の彼方からアメノカガミノフネ(天羅摩船)に乗って、鵝(ガチョウ・蛾の誤りとされる)の皮を丸剥ぎに剥いで衣服として、やって来る神がいました。大国主がその小さな神に名を尋ねたが答えなかった。従えている者も皆知らなかった。そこにヒキガエルが現れて、「これは久延毘古(クエビコ)ならきっと知っているでしょう」と言った。久延毘古に尋ねると、「その神は神産巣日神 […]

【日本神話】 第3巻「出雲編」 第3章 兄神たちの迫害

(この記事では、大国主についての日本神話の中で、因幡の白兎の説話の後のものを記す。) 大国主神は多くの別名を持つ。これは元々別の神であった神々を統合したためともされる。 *神(カミ)・命(ミコト)は省略 オオクニヌシ(大国主)ノカミ(大国主神) オオナムヂ(大穴牟遅神)・オオアナモチ(大穴持命)・オオナムチ(大巳貴命)…大国主の若い頃の名前 ヤチホコ(八千矛神)…矛は武力の象徴で、武神としての性格 […]

【日本神話】 第2巻「高天原編」 第2章 天の岩戸

誓約で身の潔白を証明したスサノオは、高天原(たかまがはら)に居座ってしまいました。そして、田の畔を壊して溝を埋めたり、御殿に糞を撒き散らしたりの乱暴を働きました。他の神はアマテラスに苦情をいいますが、アマテラスは「考えがあってのことなのだ」とスサノオをかばいばいました。 しかし、アマテラスが機屋で神に奉げる衣を織っていたとき、スサノオが機屋の屋根に穴を開けて、皮を剥いだ馬を落とし入れたため、驚いた […]

【日本神話】 第2巻「高天原編」 第1章 アマテラスとスサノオ

■禊祓と三貴子の誕生 黄泉の国(よみのくに)から戻ったイザナギは、この後もさまざまな神々を生みました。イザナギは黄泉の穢れから身を清めるために、竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(をど)の阿波岐原(あはきはら:現在の宮崎県宮崎市阿波岐原町)で禊(みそぎ)を行いました。衣を脱ぐと十二神が生まれました。 最後に左の目からアマテラス(天照大神:日の神、高天原を支配)を、 右の目からツクヨミ(月読命 […]

【日本神話】 第1巻「創世編」 第1章 天地の始まりと神々の誕生

第1巻 創世編 第1章 天地の始まりと神々の誕生 『古事記』には、天地がいかに創造されたかの記載はありませんが、「天地初発之時」(あめつちのはじめのとき)という冒頭は天と地となって動き始めたときであり、天地がいかに創造されたかを語ってはいません。 『日本書紀』によれば、太古、天地は分かれておらず、互いに混ざり合って混沌としていました。しかし、その混沌の中から、清浄なものは上昇して天となり、重く濁っ […]

【日本神話】 第5巻「人代編」 第2章 タギシミミの反逆

天皇(神武天皇)にはヒメタタライスケヨリヒメ(ヒメタタライスズヒメ)との間の子、カムヤイミミ(神八井耳命)、ヒコヤイ(日子八井命)、カムヌナカワミミ(神沼河耳命)の他に、日向にいたころにアヒラヒメ(阿比良比売)との間にタギシミミ(多芸志美美命)、キスミミ(岐須美美命)の二柱の子をもうけていました。 天皇が崩御した後、タギシミミはヒメタタライスケヨリヒメを妻にし、その3人の御子を殺そうと計画していま […]

【日本神話】 第5巻「人代編」 第1章 神武東征

[古事記] 神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコ=神武天皇)は、兄の五瀬命(イツセ)とともに、日向の高千穂で、葦原中国を治めるにはどこへ行くのが適当か相談し、東へ行くことにしました。 舟軍を率いて日向を出発して筑紫へ向かい、豊国の宇沙(現 宇佐市)に着くと、宇沙都比古(ウサツヒコ)・宇沙都比売(ウサツヒメ)の二人が仮宮を作って食事を差し上げました。そこから移動して、岡田宮で1年過ごしました。さら […]