CATEGORY 神社建築

1.社殿の成立

神社(じんじゃ・かむやしろ)とは 神社(じんじゃ・かむやしろ)とは、神道の信仰に基づき作られた、恒設の祭祀施設。鳥居の内の区域一帯を、神霊が鎮まる神域とみなす。神社によっては伊勢神宮のように式年遷宮の習わしがあり、数年ごとに、社殿などを新しく造り替える場合もある。 社殿の成立 社殿の成り立ちはいろいろな説があるが、“そこに神が存在していた”ことは間違いないといえる。極端ないい方をすれば、“神”はイ […]

3.神社の建物構成と名称

神社の神域にはいろいろな建物が配置されている。これらの建物は、それ ぞれ重要な役割を持っている。  神社建築(本殿)の特徴 神社建築(本殿)の特徴として以下の点が指摘されている。  屋根に妻を持つこと  床を高く張ること  瓦を用いないこと  土壁を用いないこと  装飾の質素なこと  1.屋根に妻を持つこと 神社建築の屋根はほとんどが切妻造である。日本古来の建築様式。一部に入母屋造が見られる。入母 […]

7.塀・玉垣

透塀(すきべい) 主に本殿の周囲の塀に用いられる。屋根付き塀の一種で、腰長押(なげし)と内法(うちのり)長押の間に吹抜きの堅連子または菱格子をはめ込み、内外が透けて見えるようになっているため、この名がある。 蕃塀 伊勢神宮の内宮・外宮にみられる屋根付きの衝立状板塀。内・外宮それぞれの板垣の外、北・西・東の鳥居前にある。目隠しのためと考えられている。 築地塀 築地、築垣(ついがき)、大垣、土塀などと […]

6.鳥居とその種類

『広辞苑』によると、鳥居とは、「神社の参道入口に建てて神域を示す一種の門」である。 起 源 鳥居の起源については諸説あり、確かなことは分かっていないが、単に木と木を縄で結んだものが鳥居の起こりであると考えられる。文献によれば、古くは「於不葦御門(うへふかずのみかど)」(皇太神宮儀式帳)と称して、奈良時代から神社建築の門の一種としている。いずれにせよ、8世紀頃に現在の形が確立している。参道入口に注連 […]

5.神殿(本殿)の部位

千木(ちぎ)・鰹木(かつおぎ)    建造物の屋根に設けられた部材。千木は屋根の両端で交叉させた部材であり、鰹木は屋根の上に棟に直角になるように何本か平行して並べた部材である。どちらも本来は上流階級の邸宅にも用いられたが、今日では神社にのみ用いられる。 千木は古代、屋根を建造する際に木材2本を交叉させて結びつけ、先端を切り揃えずにそのままにした名残りと見られる。千木・鰹木ともに本来は建物の補強が目 […]

2.境内の造り

施設 鎮守の森という森林に囲まれていることが多い神社の入口には、境内(聖域・神域)と俗界の境界を示している『鳥居』の門があり、その奥の社殿にまで『参道』が長く通じている。 鳥居には入り口の正門に当たる『一の鳥居』だけではなく、それに続く『二の鳥居』など複数ある神社もある。参道のそばには身を清める手水舎ちょうずや*1、神社を管理する社務所などがある。大きな神社では神池や神橋もみられる。 社殿は本殿( […]

4.社殿の様式

神社を訪ねる時に、社殿の建築様式を調べるのも楽しむ方の一つである。 社殿とは、神社の拝殿・幣殿・本殿の建物を総称した呼び名で、社殿にはいろいろな様式がある。 大別別けると、奈良時代前期まで成立したみとう直線を主体としてした社殿の建築様式と平安時代以降に仏教の建築技術の影響が表れる屋根に線を採用した建築様式とその2つに分けることができる。直線を主体としてした社殿の建築様式には、神明造、大社造、大鳥造 […]