日本神話と神々

kojiyama/ 9月 6, 2009/ 日本神話/ 0 comments

神代神話の概略構成

現在、日本神話と呼ばれる伝承は、そのほとんどが『古事記』、『日本書紀』および地方各国の『風土記』にみられる記述をもとにしています。高天原の神々を中心とする神話がその大半を占めていますが、その一方で出典となる文献は決して多くはありません。

本来、日本各地にはそれぞれの形で何らかの信仰や伝承があったと思われ、その代表として出雲(神話)が登場しますが、倭(ヤマト)王権の支配が広がるにつれて、そのいずれもが国津神(くにつかみ)または「奉ろわぬ神」(祟る神)という形に変えられて、「高天原神話」の中に統合されるに至ったと考えられています。

また、後世までヤマト王権などの日本の中央権力の支配を受けなかった北海道や琉球にはそれぞれ独自色の強い神話が存在します。自分達の世界がどのようにして生まれたか。このことは古代人にとっても大きな問題でした。『古事記』、『日本書紀』の最初の部分は世界誕生のころの物語となっていますが、『古事記』と『日本書紀』との間で、物語の内容は相当に異なります。

さらに、『日本書紀』の中でも、「本書」といわれる部分の他に「一書」と呼ばれる異説の部分があります。これはヤマト王権が各国の伝承・特産などを調べ『風土記』として提出させたのですが、このようにして、神々の誕生の神話は1つに定まっていないので、公平に一書として併記しているのは、すでに当時、日本は民主国家的であったということをすさしているとも思えます。

『古事記』(和銅5年(712年)は一般に一つのストーリーとなっている歴史書で、『日本書紀』(養老4年(720年)に完成)は、対外向け正史といわれていていますが、特に有名な出雲神話・日向神話(天孫降臨)は古事記以外の伝承も記載しました。

記紀などにおいて神代(かみよ 神の時代、神話時代)として記された神話は、以下の通りです。神代は、神武天皇の在位する以前までの時代のことである。

『古事記』

『古事記』によれば、世界のはじまった直後は次のようであった。
『古事記』の「天地初発之時」(あめつちのはじめのとき)という冒頭は天と地となって動き始めたときであり、天地がいかに創造されたかを語ってはいないが、一般的には、日本神話における天地開闢のシーンといえば、近代以降は『古事記』のこのシーンが想起される。

『日本書紀』

『日本書紀』における天地開闢は、渾沌が陰陽に分離して天地と成ったという世界認識が語られる。
続いてのシーンは、性別のない神々の登場のシーン(巻一第一段)と男女の別れた神々の登場のシーン(巻一第二段・第三段)に分かれる。
また、先にも述べたように、古事記と内容が相当違う。さらに異説も存在する。

ここでは神社に祀られる御祭神の由来と関係のある神話に絞って、できるだけ簡潔に解説することを心がけております。

第1巻 創世編
第2巻 高天原編
第3巻 出雲編
第4巻 日向編
第5巻 人代編

あらすじ

第1巻 創世編

天地の始まり 天地開闢(てんちかいびゃく)

世界の最初に高天原で、別天津神・神世七代という神々が誕生。これらの神々の最後に生まれてきたのが伊弉諾尊(伊邪那岐命・いざなぎ)・伊弉冉尊(伊邪那美・いざなみ)である。

国産み・島産み

イザナギ・イザナミの両神は葦原中国に降り、結婚して大八洲と呼ばれる日本列島を形成する島々を次々と生み出していった。

神産み

さらに、さまざまな神々を生み出していった。一部内容ではイザナギは黄泉の国へ向かい、その後、黄泉のケガレを祓う為禊をし、この時もさまざまな神々が生まれた。

黄泉の国(よみのくに)

第2巻 高天原編

 (高天原神話)
アマテラスとスサノオの誓約

素戔嗚尊(須佐之男命・すさのを)は根の国へ行途中高天原へと向かう。天照大神(天照大御神・あまてらす)はスサノヲが高天原を奪いに来たのかと勘違いし、弓矢を携えてスサノヲを迎えた。スサノヲはアマテラスの疑いを解くために誓約で身の潔白を証明した。

天岩戸

しかし、スサノヲが高天原で乱暴を働いたためアマテラスは天岩戸に隠れた。そこで、神々は計略でアマテラスを天岩戸から出した。スサノヲは下界に追放された。

第3巻 出雲編

ヤマタノオロチ

スサノヲは出雲の国に降り、八岐大蛇(八俣遠呂智)を退治し、奇稲田姫(櫛名田比売・くしなだひめ)と結婚する。スサノヲの子孫である大国主(大己貴命・おほあなむち)はスサノヲの娘と結婚し、少彦名命(すくなひこな)と葦原中国の国づくりを始めました。

因幡の白兎
兄神たちの迫害
オオクニヌシ(大国主)の国づくり
オオクニヌシ(大国主)の国譲り(葦原中津国平定)

高天原にいた神々は、葦原中国を統治するべきなのはアマテラスの子孫だとした。そのため、何人かの神を出雲に使わした。最終的に大国主が自らの宮殿建設と引き換えに、天津神に国を譲ることを約束します。

第4巻 日向編

天孫降臨
アマテラスの孫である瓊々杵尊(邇邇藝命・ににぎ)が葦原中国平定を受けて日向に降臨した。ニニギは木花開耶姫(木花之佐久夜毘売・このはなさくやひめ)と結婚し、木花開耶姫は(主に)火中で御子を出産しました。
山幸彦と海幸彦

ニニギの子である海幸彦・山幸彦は山幸彦が海幸彦の釣り針をなくした為、海神の宮殿に赴き釣り針を返してもらい、兄に釣り針を返し従えた。山幸彦は海神の娘と結婚し彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊(鵜草葺不合命)という子をなした。ウガヤフキアエズの子が神日本磐余彦尊(神倭伊波礼毘古命・かんやまといわれひこ)、後の神武天皇である。
天地の中に葦の芽のようなものが生成された。これが神となる。

第5巻 人代編

神武東征
カムヤマトイワレヒコは兄たちと謀って大和を支配しようともくろみます。ヤマトの先住者たちは果敢に抵抗し、カムヤマトイワレヒコも苦戦しますが、結局は成敗されます。彼は畝傍橿原宮(うねびのかしはらのみや)の山麓で即位します。これが初代天皇である神武天皇であられます。
神武天皇の死後、神武天皇が日向にいたときの子である手研耳命(たぎしみみ)が反乱を起こします。神渟名川耳尊(神沼河耳命・かむぬなかわみみ)がそれを破り、皇位を継ぎます。
タギシミミの反逆

神武天皇が崩御した後、皇位に就こうと画策したタギシミミをカムヌナカワミミ(後の綏靖天皇)らが討ちます。

欠史八代

『古事記』・『日本書紀』において、系譜(帝紀)は存在するがその事績(旧辞)が記されない第2代綏靖天皇から第9代開化天皇までの8人の天皇のことです。あるいはその時代を指します。神社の神々(御祭神)としてはとくに見当たらないので省きます。

引用参考:ウィキペディア、神社人

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