但馬神社系譜伝

国司文書 但馬神社系譜伝 第八巻・二方郡

国司文書 但馬神社系譜伝 第八巻・二方郡

二方郷(フタカタ)
二方神社 二方郡二方村鎮座 祭神 二方国造 美尼布命ミネフノミコト(『但馬故事記』に記載あり) (古社地:美方郡新温泉町指杭サシクイ字仲瀬20-2)

大庭郷(オオバ)
大家オオイエ神社 二方郡大庭丘鎮座 祭神 彦真倭命ヒコマコトヤマトノミコト(大家首の祖)
大歳オオトシ神社 二方郡井久比村鎮座 祭神 大歳神(蒼稲魂命ウカノミタマノミコトとともに二方国の開祖)

八太郷(ハッタ)
須賀神社 二方郡波多村鎮座 祭神 二方国造 須賀狭津男命スガサツオノミコト 亦名 宇多上ノ大中彦命

温泉郷(ユ)
面沼メヌマ神社 二方郡竹田村鎮座 祭神 武田折命タケダオリノミコト(武田背命の弟)

※以上、延喜式神名帳と全く同じ。( )内は拙者補筆


国司文書 但馬神社系譜伝を調べた吾郷清彦氏は次のように記している。

二方郡は、もと二方国(二方は、古くは布多県と書す。人皇42代文武天皇庚子四年(701)、二方国を廃し、但馬国に合わせ二方郡と為す)であったように、面積では、養父・朝来の両郡に次ぎ第三位。人口(大正十年調べ)では第五位である。にも関わらず、本郡の式内社数が五社しかないのは、上古代にあって国府より離れた地域のためであったと思われる。