式内 桐原神社

      2017/01/29

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概 要

社号 式内社 但馬国養父郡 桐原神社
読み:古 キリハラ 現 きりはら
所在地 兵庫県朝来市和田山町室尾字男山169-21
旧地名 但馬国養父郡諸尾村
御祭神主祭神 応神天皇
経津主神 『国司文書・但馬神社系譜伝』
配祀神 経津主神(フツヌシ)

例祭日 10月16・17日

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
但馬国(タヂマ・たじま):131座(大18座・小113座)
養父郡(ヤフ・やぶ):30座(大3座・小27座)
式内社

近代社格制度 旧村社
創建
本殿様式

境内摂社(祭神)

一口メモ

朝来市寺内から和田山町岡田へ抜ける低い峠に室尾がある。奥には室尾山キャンプ場がある。往古、室尾山は八幡宮があり、法宝寺、正眼寺、七宝寺など勢力を持っていたらしいところ。頂上まで行ってみた。山城があったらしい、塔頭跡か城の郭らしい平坦な場所があるが、草が生い茂っており鹿がいたので深く入らずに降りた。

歴史・由緒等

由緒
元々は桐原神社と称され、経津主命を祀っていたが、大同3年(908)京都の石清水八幡宮から八幡神を勧請し合祀した。
明治6年(1873)10月、村社に列せられ、当時は現在地より約4km東に鎮座されていた。
大正3年(1914)、現在の地に遷座された。
「兵庫県神社庁」

『国司文書・但馬神社系譜伝』
人皇41代持統天皇の巳丑3年秋8月、矢作連諸男これを祀る。

校補但馬考によると、室尾でムロノと読むが、古くはムロノオ。

当山は、朝来養父郡二郡の境にあり、往古、八幡宮を勧請せり。社僧ありて祭祀を司る。法宝寺、正眼寺、七宝寺。これを三職と号す。中古以来、専を仏事のみを執行い、薬師如来を本尊とし、八幡宮はただの鎮守と称す。戦国の間に社領を失へり。

天正五年十一月九日、豊太閤 朝来を征伐してここに来たり玉い。制札を賜いて今にあり。

所謂三職の中、法宝寺この山に存在す。七宝寺 高生田にあり。正眼寺は朝来郡東河谷岡田にあり。今は亡びたり。

経津主神(フツヌシ)以前は、韓神が祭神ではなかっただろうか。秋韓神のアキが何を指すかはわからないが、糸井地区は新羅の王子天日槍の妻前津見の両親 佐伎都比古と阿流知命(さきつひこあるちのみこと)の神社があるからだ。糸井は出石神社に向かう道の南東口となる。かつてこの地は養父郡糸井村と呼ばれ、出石以外で唯一ヒボコ伝承が残る。大正初期まで砂金の産地だったらしい。
韓神(からかみ)

『古事記』や『延喜式』神名帳などにみえる神。「韓」は朝鮮の意。よって、神名は朝鮮国の神の意。朝鮮半島からの渡来人およびその系統の人々によって祭られた神。『古事記』には、須佐之男の子である大年神と伊怒比売との間に生まれた第2子としてその名が挙げられており、新羅国の都である徐伐(現在のソウル)をそのまま名とした第3子の曾富理神と共に、古代朝鮮との密接な関係を反映する。『延喜式神名帳』では「宮中」の「宮内省坐神三座」として「園神社」「韓神社二座」の記載があり、宮中ではこの2社のみが名神大社に列している。宮内省にいます神として園神社、韓神社の名が挙げられているが、韓神が宮内省に祭られるようになった由来は大江匡房の『江家次第』にみえる。それによれば、この神は延喜(901~923)以前から宮内省に鎮座していたが、平安遷都の際に他所へ遷そうとしたところ、自分はずっとここで帝王を護りたいというこの神の託宣があったので、宮内省に祭ることになったという。

平安時代以降、朝廷の衰微とともに、園韓神祭は次第に行われないようになった。『康富記』によれば、応永26年(1419年)2月5日に当社は大風で転倒した。現在、京都に園神社・韓神社は存在しない。京都市上京区の二条公園内にある玉姫大明神を祀る小祠が園韓神社の跡であるとされる。一説に、明治初年の東京奠都の際に東京へ遷座し、現在は八神殿の神や他の宮中神とともに宮中三殿内の神殿に祀られているともされる。

境内・社叢

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参道                   鳥居と社殿


本殿覆屋

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摂内社

境内の右手に境内社が幾つかある。
『式内社調査報告』によると竹淵大明神、稲荷大明神、三寶大荒神、高良大明神、鹽釜大明神。

地名・地誌

地 図

兵庫県朝来市和田山町室尾169-21

交通アクセス

JR山陰本線「和田山駅」より北へ約3km

周辺情報

室尾山

古社地である室尾山はキャンプ場になっている。山上の古社地をさがそうとして鹿を見た。

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参 考

但馬の神社と歴史三部作

 - 和田山町(養父郡) , , ,

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