官幣大社 別表神社 洛北 名神大社 京都市 二十二社 京都(山城国)

世界遺産 山城国一宮 名神大 賀茂別雷神社(上賀茂神社)

 

概 要

社 号 賀茂別雷神社
式内社(名神大) 賀茂別雷神社(亦若雷 名神大 月次相甞新甞)
通称 上賀茂神社
読み: 古 カモワケイカツチ、現 かものわきいかづち
所在地 京都府京都市北区上賀茂本山339
旧地名 山城国愛宕郡
御祭神
主祭神 賀茂別雷命(かものわきいかづちのみこと)
例祭日
例祭 5月15日(賀茂祭、葵祭)
主な神事 武射神事(1月16日)
競馬会神事(5月5日)
御阿礼神事(5月12日)
烏相撲(9月9日)

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
愛宕郡(オタキ) 21座(大8座・小13座)
式内社(名神大)

中世社格制度  二十二社(上七社) 山城国一宮
近代社格制度  旧官幣大社 勅祭社
社格制度廃止後 別表神社

創建     (伝)天武天皇7年(678年)
本殿様式   三間社流造

境内摂社(祭神)

摂社

片山御子神社(玉依比売命)- 式内社(大)「愛宕郡 片山御子神社」。第一摂社
新宮神社(高龗(たかお)神)
大田神社(天鈿女命)- 式内社「愛宕郡 太田神社」。境外摂社、第三摂社
若宮神社(若宮神)
奈良神社(奈良刀自神)
賀茂山口神社(御歳神)- 式内社「愛宕郡 賀茂山口神社」。第五摂社(明治10年まで第七摂社)
久我神社(賀茂建角身命)- 式内社「愛宕郡 久我神社」。境外摂社で、第六摂社(明治10年まで第八摂社)
須波神社(阿須波神、波比祇神、生井神、福井神、綱長井神)- 式内社「愛宕郡 須波神社」

末社

棚尾社(櫛石窓神、豊石窓神)
川尾社(罔象女神)
橋本社(衣通姫神)
岩本社(底筒男神、中筒男神、表筒男神)
山尾社(大山津見神)
土師尾社(建玉依比古命)- 式内社「愛宕郡 賀茂波尓神社」(中門内 非公開)
杉尾社(杉尾神)
山森社(素盞嗚神、稲田姫命、田心姫命)- 式内社「愛宕郡 鴨岡太神社」
梶田社(瀬織津姫神)
白鬚社(猿田彦神)
百大夫社(船玉神)
鎮守社(大国主神、少彦名神)
福徳社(福徳神)
藤木社(瀬織津姫神)
小森社(水分神)
半木社(天太玉命)

文化財

国宝
建造物
賀茂別雷神社 本殿(1863年建造)
賀茂別雷神社 権殿(1863年建造)

重要文化財(国指定)
建造物
賀茂別雷神社 本殿権殿取合廊(1863年頃建造) 本殿東渡廊取合廊(1863年頃建造) 西渡廊(1628年建造) 透廊(1628年建造) 祝詞舎(1628年建造) 塀中門(1628年頃建造) 東渡廊(1628年建 四脚中門(1628年建造) 御籍屋(1628年建造) 神宝庫(1628年建造) 唐門(1628年頃建造) 東御供所(1628年頃建造) 直会所(1628年頃建造) 楽所及び西御供所」(1628年頃建造) 幣殿(1628年建造) 忌子殿(1628年頃建造) 幣殿忌子殿取合廊(1628年頃建造) 高倉殿(1628年頃建造) 楼門(1628年建造) 廻廊(2棟)(1628年頃建造) 片岡橋(明治初年建造「谷重雄」) 拝殿(細殿)(1628年建造) 舞殿(橋殿)(1863年建造) 土屋(到着殿)(1628年建造) 楽屋(1628年建造) 外幣殿(1628年建造) 北神饌所(庁屋)(奈良神社拝殿付属)(1628年建造)

摂社若宮神社本殿(1628年建造)
摂社新宮神社本殿及び拝殿(2棟)(1628年建造)
摂社片岡神社本殿及び拝殿(2棟)(1628年建造)

(以下は「附(つけたり)」指定物件)
末社棚尾社本殿 摂社須波神社本殿 玉橋 末社杉尾社本殿 末社土師尾社本殿

美術工芸品

賀茂神主経久記 賀茂別雷神社文書 13,639通 賀茂祢宜神主系図(凡例並目録共)((財)賀茂県主同族会所有)

世界文化遺産 境内全域二十三万坪 平成六年十二月

一口メモ

賀茂御祖神社(下鴨神社)とともに古代氏族の賀茂氏の氏神を祀る神社であり、賀茂神社(賀茂社)と総称される。正しくは賀茂別雷神社だが、普段は上賀茂神社、 下社の賀茂御祖神社は下鴨神社、下鴨さんと呼ばれている。京都三大祭りの一つ、五月十五日の 賀茂祭(葵祭)は賀茂神社両社の祭事である。賀茂祭(葵祭)をはじめ、年間七十数度に及ぶ神事が現在まで連綿と継承される。

堀川通を北上し、賀茂川に突き当り、御薗橋を渡ると境内。通っていた某大学のスクールバス発着ターミナルになっており、よく見慣れた場所だが、約35年ぶりに訪れるとなつかしい。橋付近の狭い界隈や茶店も全く変わっていない。時がフラッシュバックのように思い出される。

実は神社内に入るのは初めてである。神社参拝用駐車場は賀茂川寄りにある。駐車代は4時まで500円。神社詣で駐車料金を払った例はここが初めてである。大暑で探しまわるよりは境内に隣接して便利だし、案内の年配の係の人が愛想良かったから、まあ市営駐車場並の料金に不満を感じさせないのは、山城国一宮、大社ゆえの貫禄ではある。

とにかく京都市内で最も古い神社であり、境内は広く、境内社がいくつもある。また、境外にも摂末社があり、その中のいくつかは、延喜式神名帳にある愛宕郡式内社小13座のうちの、式内社あるいは論社となっている。

偶然だが7月22日(日・大暑)は、「賀茂の水まつり」で、新宮神社境内の神事を見られラッキーだった。

本年初めて辰年に因み歴史上初めて常時開門、参拝して頂いております水を司る龍神を祀った上賀茂神社境内摂社・新宮神社で祭典・神楽の奉納を行い、境内「ならの小川、川中を絵馬みこしが遡ります。絵馬みこしには、皆様にお書き頂きました短冊を添え、願いが成就します様に祈念致します。どなたでもご参列いただけます。「神社公式サイト」

歴史・由緒等

神代の昔、本社の北北西にある、秀峰神山(こうやま)に御降臨になり、天武天皇の御代(678)、現在の社殿の基が造営されました。
本殿御鎮座以後も広く庶民の信仰を集め、皇室の御崇敬は歴代にわたり、行幸啓は枚挙にいとまなく、国家の重大時には必ず奉幣、御祈願がありました。

嵯峨天皇は御杖代(みつえしろ)として皇女有智子(うちこ)内親王を斎王(さいおう)と定め、その制度は以来三十五代、約四百年続きました。

御神徳

厄除

雷(いかづち)の御神威により、厄を祓いあらゆる災難を除き給う厄除(やくよけ)明神・落雷除・電気産業の守護神として広く信仰されています。

方除

桓武天皇の御代に都が京都に遷されて以来、皇城鎮護の神、鬼門の守り神、総地主の神として崇められ、今日も建築関係等の方除祈願が多くあります。

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『公式サイト』

創建については諸説ある。社伝では、神武天皇の御代に賀茂山の麓の御阿礼所に賀茂別雷命が降臨したと伝える。

『山城国風土記』逸文では、玉依日売(たまよりひめ)が加茂川の川上から流れてきた丹塗矢を床に置いたところ懐妊し、それで生まれたのが賀茂別雷命で、兄玉依日古(あにたまよりひこ)の子孫である賀茂県主の一族がこれを奉斎したと伝える。丹塗矢の正体は、乙訓神社の火雷神とも大山咋神ともいう。玉依日売とその父の賀茂建角身命は下鴨神社に祀られている。国史では、文武天皇2年(698年)3月21日、賀茂祭の日の騎射を禁じたという記事が初出で、他にも天平勝宝2年(750年)に御戸代田一町が寄進されるなど、朝廷からの崇敬を受けてきたことがわかる。

延暦13年(794年)の平安遷都の後は王城鎮護の神社としてより一層の崇敬を受け、大同2年(807年)には最高位である正一位の神階を受け、賀茂祭は勅祭とされた。『延喜式神名帳』では「山城国愛宕郡 賀茂別雷神社」として名神大社に列し、名神祭・月次祭・相嘗祭・新嘗祭の各祭の幣帛に預ると記載されている。弘仁元年(810年)以降約400年にわたって、伊勢神宮の斎宮にならった斎院が置かれ、皇女が斎王として奉仕した。

明治の近代社格制度でも官幣大社の筆頭とされ、明治16年(1883年)には勅祭社に定められた。

平成27年に第四二回「式年遷宮」が行われる。

当神社境内の六十棟に及ぶ建造物を維持する為に、朝廷は格別の尊崇により伊勢の神宮に代表される『式年遷宮』の制度を設けられました。

境内・社叢

全国的に有名な大社の上賀茂神社、下鴨神社、松尾大社などは、式内社でもある境内社が多く、構成が複雑で、それは神社研究としては別格で、面白くもありやりがいがあり、とても1ページで収めるには恐れ多くもあるし、収まらないの。本宮以外は分けて別に設ける。

一の鳥居

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境内   御所舎 お水まつり市      二の鳥居

  

二の鳥居        境内境外摂末社 境内案内

  

拝殿(細殿) 舞殿(橋殿) 土屋(到着殿)

  
手水舎

  

楼門              末社 橋本社(衣通姫神)


拝殿 ここから中宮内は参拝不可。この中に本殿や末社土師尾社などがある。

  

拝殿脇 末社 棚尾社(櫛石窓神、豊石神)
末社 川尾社 罔象女神 本殿右 新宮神社参道手前

  
紫式部の和歌の歌碑

片山御子神社は「縁結びの神様」としても古来から有名で、紫式部が何度もお参りしたことでも知られています。紫式部は、片岡社にちなんでこんな和歌を詠んでいます。

ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしづくに 立ちやぬれまし

(新古今和歌集:第三巻 夏歌)

「和歌の意味」
ホトトギス(将来の結婚相手の声)を待ちわびる間、片岡社の木の下に立ち、朝露に濡れていましょう。

末社  岩本社(底筒男神、中筒男神、表筒男神)の住吉三神 海上安全守護の神

  

渉渓園と山口神社仮社(修繕中)

  
摂社 奈良神社 右は庁ノ舎

上賀茂神社境内を流れる御手洗川が奈良の小川に分かれた辺りに鎮座しています。奈良神社のすぐ横には拝殿としても使われた「庁ノ舎(ちょうのや)」があります。庁ノ舎は 台所としても使われたそうです。

  
末社 山森社(瀬織津姫神)         末社 梶田社(素戔嗚神、奇稻田姫神、田心姫神)


ならの小川 賀茂の水まつりで賑わう

地名・地誌

地 図

京都府京都市北区上賀茂本山339

交通アクセス・周辺情報

鉄道
最寄駅:京都市営地下鉄烏丸線 北山駅 (徒歩約25分)
バス
京都市営バス
「上賀茂御園橋」バス停(9・37・北3系統) – 賀茂川対岸
「上賀茂神社前」バス停(4・46・67系統) – 神社敷地内、同地には市バスの操車場がある
「御薗口町」バス停(北3系統) – 当系統では車内で上賀茂神社への案内の自動放送があったり、北大路バスターミナルの表示でもこちらが最寄となっている
京都バス
「上賀茂神社前」バス停(30・32・34・35・急行36・37系統)

駐車場:有り

ホームページ 『神社公式サイト』

参 考

『神社公式サイト』、『延喜式の調査』さん、他

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