郷社 佐保神社(東実)

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

社 号 佐保神社
読み:さほじんじゃ
延喜式神名帳 式内社 播磨国賀茂郡 坂合神社
読み:サカアヒ
所在地 兵庫県加東市東実34
旧地名 播磨国賀茂郡
御祭神
天児屋根命(あめのこやね のみこと) 比売大御神 大名牟知廼命
例祭日 10月第1日曜日

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
山陽道 式内社140座 大16(うち預月次新嘗4)・小124
播磨国(ハリマ) 式内社50座(大7座・小43座)
賀茂郡(カモ) 8座(並小)

近代社格制度 旧郷社

創建   養老6年3月16日坂合村に鎮座
宝亀10年(779)9月16日現在地に遷座
本殿様式 流造 檜皮葺

境内摂末社(祭神)

一口メモ

ナビですぐ近くまで来ているが、川から反対側へあるのに分かりにくかった。細い集落の道を曲がりながら辿り着いた。
佐保神社は社町の中心部にある県社佐保神社が有名で、同名の佐保神社でり、式内社坂合神社比定社である当社はどういう関係があるのか知りたくなる。

式内坂合神社論社
旧県社 住吉神社(加西市北条町1315)
旧郷社 佐保神社(加東市東実34)
旧県社 佐保神社(加東市社777)

「兵庫県神社庁」によると、養老6年(722)、佐保野原に天児屋根命現れ、神託を下し、同年鎮座するが始まり。とあるが、社の同佐保神社も
養老6年(722)3月現在地(加東市社777)に遷座とあり、佐保野原は社の古名が佐保社で、佐保神社があることから社町(今の加東市社町)となった。祭神は社が天児屋根命 天照大神 大己貴命で、東実の当社が天児屋根命、比売大御神、大名牟知廼命。比売大御神は比売大神とも書き、神社の祭神を示すときに、主祭神と並んで書かれる。これは特定の神の名前ではなく、神社の主祭神の妻や娘、あるいは関係の深い女神を指すものである。春日大社に祀られる比売神は天児屋根命(あめのこやねのみこと)の妻の天美津玉照比売命(あめのみつたまてるひめのみこと)である。大日孁貴尊(アマテラス)を比売神としている神社もある。

歴史・由緒等

由 緒
養老6年(722)、佐保野原に天児屋根命現れ、神託を下し、同年鎮座するが始まり。
宝亀10年(779)、比売大御神・大名牟知廼命を合祀。社殿建立し遷座す。
大同4年(809)、勅使良峰安世を遣わし奉弊す。
寛平5年(893)、社殿造営。元暦元年、兵火により社殿焼失。
文治5年(1189)、由羅野原に社殿建立し、遷座す。
正和5年(1316)、赤松則村社殿再建。神田を献じ、翌年遷宮。
正平6年(1351)、兵火により社殿焼失。
元禄13年(1700)、社殿再建す。
天保4年(1833)、仮殿遷座。さらに正遷座。
天保14年(1843)、拝殿再建。

明治6年(1873)、郷社に列せられる。

-「兵庫県神社庁」-

境内・社叢

  
社号標

  
八重桜が満開                    祭祀のあと

  
手水舎                       拝殿

   
狛犬


本殿跡 石垣はまだ新しいので火災で消失?

地名・地誌

地 図

兵庫県加東市東実34

交通アクセス・周辺情報

国道175号線加東市内の「沢部交差点」を[東条」方面に曲がり、次の「南坊交差点」を左折後F喫茶やまぐち」の看板を右折、農道突き当りを左へ道なりに1分あまりの所。

参 考

「兵庫県神社庁」、「延喜式神社の調査」さん、他

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