五毛天神(式内 河内国魂神社)
Contents
概 要
社 号 五毛天神
式内社 摂津国莵原郡 河内国魂神社(鍬靱)
読み:古 カフチクニタマ、現 こうちくにたま
所在地 兵庫県神戸市灘区国玉通3-6-5
旧地名 摂津国莵原郡
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと) 少彦名命(すくなびこなのみこと) (配祀)菅原道真
例祭日 5月2日 例大祭
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
摂津国:式内社75座(大26座(並月次新嘗・就中15座相嘗祭)・小49座(並官幣))
莵原郡[ムハラ]:三座並小
式内社(鍬靱)
近代社格制度 旧郷社
創建 不詳
本殿様式
境内摂末社(祭神)
荒川稻荷神社・嚴島神社・箕岡神社
一口メモ
放送大学の面接授業が4時35分に終わり、急いで目指すが日が短くすぐに日没を迎えてしまった。昨日訪ねた神戸護国神社に近いことは分かっていたが、スマホのナビが電池が少なく日曜日は教室のコンセントが使えないので車の充電が間に合わない。従ってストロボ撮影、、、。
歴史・由緒等
由緒
当河内国魂神社の創始は古来伊勢神宮開社の頃であると言伝えられていますが其の正確な年号は詳ではありません。
然し旧摂津国莵原郡にあっては、西宮神社、保久良神社と当社の三社が、生田神社、長田神社等と同様、延喜式神祇部に載っており、千数十年前既に由緒ある名社として崇敬されていたことが想像出来ますが、その後の沿革は定かではありません。御祭神は大己貴命、少彦名命、菅原道真公であって、大己貴命(大国主命)は少彦名命と相協力して国土経営に当られ、その功特に著しく、又慈愛の心篤く、福徳円満、縁結びの神として、尚酒造、医薬の祖神として七徳兼備と称えられ広く尊崇されています。一説には摂津国造である凡河内忌寸の祖、天御影命を祀っていたのであろうと言われますが其の間の消息も永い年代を経た現在詳しくはわかりません。
降って延喜年間、菅原道真公が筑紫の太宰府へ謫遷の途次、御影の浜に船を留め、当時此の地に閑居しておられた師父尊意僧正と当社頭に於いて餞別せられた時の応対が極めて慇懃丁寧で、此の様をかいま見た村人達は其の徳を慕って菅公の歿後、其の霊を勧請合祀して爾後俗に五毛天神と称し現在に至っています。此の菅公は勧学の神、又文墨の神として広く神徳を讃えられていることは皆様ご存じの通りであります。
右の如く当社は元此の地方の大氏神として深く崇敬せられ、現在は五毛、畑原、上野の三地区が氏子でありますが、昔は稗田、鍛治屋、山田、篠原も氏子となっていました。
全国神社祭祀祭礼総合調査 神社本庁 平成7年
-阜嵐健『延喜式神社の調査』さんより-
境内・社叢
鳥居 社頭
手水舎
狛犬
拝殿
境内社 荒川稻荷神社・嚴島神社・箕岡神社
遥拝所
0件のコメント