八重垣神社 (式内 佐久佐神社)
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概 要
社 号 八重垣神社(式内社 出雲国意宇郡 佐久佐神社)
読み:やえがき
所在地 島根県松江市佐草町字八雲床227
旧地名 出雲国意宇(おう)郡大草(さくさ)郷
御祭神 素盞嗚尊 櫛稻田姫命須
合祀 大己貴命 青幡佐久佐日古命(佐久佐神社)
例祭日 10月20日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
出雲国 187座(大2座・小185座)
意宇郡(オウ):48座(大1・小47)
近代社格制度 旧県杜
出雲国神仏霊場第十四番
境内摂末社(祭神)
手摩乳神社(手摩乳命) 貴布禰神社(高靇命 合祀 倉稲魂命)
山神神社(大山祇命) 天鏡神社(稲田姫命)
文化財
板絵著色神像(本殿板壁画)3面 (国重文)
一口メモ
意宇六社(神魂、熊野、揖夜、真名井、八重垣、六所神社)の一つ。松江駅からは国道432号線を1.7km南下する。右折して県道21号線に入る。500m行くと左折して県道246号線に入る。約2kmで神社。裏手に広い駐車場がある。
歴史・由緒等
早く出雲の八重垣様に縁の結びが願いたいという歌は出雲において最も古い民謡で御祭神も八岐大蛇を退治し、高天原第一の英雄素盞鳴尊と国の乙女の花とうたわれた稲田姫の御夫婦がおまつりしてあります。
素盞鳴尊が八岐大蛇を御退治になる際斐の川上から七里を離れた佐草女の森(奥の院)が安全な場所であるとしてえらび大杉を中心に八重垣を造って姫をお隠しなさいました そして大蛇を退治して、「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」という喜びの歌をうたい両親の許しを得て「いざさらばいざさらば連れて帰らむ佐草の郷に」という出雲神楽歌にもある通りこの佐草の地に宮造りして御夫婦の宮居とされ縁結びの道をひらき掠奪結婚から正式結婚の範を示し出雲の縁結びの大神として、又家庭和合の、子孫繁栄、安産、災難除、和歌の祖神として古来朝廷国司藩主の崇敬が厚く御神徳高い神国出雲の古社であり名社であります。
「社頭掲示板」
境内・社叢
社叢・鳥居
拝殿 拝殿扁額・出雲ならではの太い注連縄
本殿 右手境内社
夫婦椿(道の反対側)
裏手駐車場側手水舎 裏参道
社殿後方には「奥の院」が鎮座し、「鏡の池」と呼ばれる神池や「夫婦杉」と呼ばれる2本の大杉、「連理の椿」がある。「鏡の池」は稲田姫命が、スサノオノミコトに勧められ、この社でヤマタノオロチから身を隠している間、鏡代わりに姿を映したと伝えられるもので、良縁占い(銭占い)が行われる。社務所で売られている薄い半紙の中央に、小銭を乗せて池に浮かべると、お告げの文字が浮かぶという手法。紙が遠くの方へ流れていけば、遠くの人と縁があり、早く沈めば、早く縁づくといわれる。このため、軽い1円玉を使うのを避け、10円もしくは100円で占いを行う。また、紙の上をイモリが横切って泳いでいくと、大変な吉縁に恵まれるという。1970年代ごろに、この「鏡の池」に賽銭泥棒が出没して以来、池の底には目の大きめな金網が張られるようになった。
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