『但馬国司文書註解』を出版した吾郷清彦氏によれば、
『国司文書 但馬神社系譜伝』
但馬国司文書とは、『但馬風土記』が、人皇52代陽成天皇の御代、火災にかかり消失したことが『但馬故事記』序にも載っており、その再現を意図したことが分かるもので、編纂者は但馬国府の国学者たちである。『但馬故事記』・『古事大観録』・『但馬神社系譜伝』及び『国司文書別記 但馬郷名記抄』の四書(三十巻)をいう。また、四書の底本となった資料と考えられる書として、『但馬秘鍵抄』・『但馬世継記』がある。編纂時期は『古事大観録』(天禄3-12年)、『但馬神社系譜伝』が天禄4-12年(973-991)、『但馬故事記』が起稿:弘仁5年(814)~脱稿:天延2年(974)、『但馬郷名記抄』が天延3年(975)である。
『国司文書 但馬神社系譜伝』は、天禄4-12年(973-991)であり、延長5年(927)12月に上皇された『延喜式』の官社一覧が記された巻九・十より後なのでそれを見習って作られたものかは不明だが、各郡、郷ごとに詳しく神社の系譜が記されている、これら但馬国司文書を調べた吾郷清彦氏は、「日本全国で唯一無双といってよい」と述べている。第一巻気多郡から第八巻二方郡まで但馬八郡ごとに八巻に分かれている。
式内社は気多郡以外では網羅され、式外社を数社追加している。
『国司文書』は、下記三種の古記録、計二十二巻より成る。
『但馬故事記』(但記) 八巻 (起稿814-脱稿974) 編纂期間160年 火災により焼失した但馬風土記の再現を意図した。歴史編に当たる。
『古事大観録』 六巻 (972) 真神田光尊(神田光尊とも)が但馬国内の172種の古文書を撰修した労作 産業・文化編に相当
『但馬神社系譜伝』 八巻 (973) 神道編に相当
この他に『但馬国司文書別記 但馬郷名記』八巻、『但馬世継記』八巻、『但馬秘鍵抄』などがある。
これらに共通する特徴
*1 古典三書とは、古事記・日本書紀・旧事紀(旧事本紀)を指し、この三典の他に古語拾遺を加えたもの。
本ブログの但馬国掲載神社では、『但馬神社系譜伝』記載社は、延喜式記載の神社(式内社・927年(延長5年)に完成)はもれなく掲載されるが、『但馬神社系譜伝』記載社は、若干それより多い。当時重要な神社とされていたために記載されているわけであるから、貴重な資料だ。
各神社の記載内容については本ブログの各神社に記載してあり割愛し、延喜式記載社(式内社)以外の『但馬神社系譜伝』記載社のみ列記する。
第一巻気多郡神社系譜伝
(一)太多郷 太多神社 気多郡太多村鎮座 (今の豊岡市日高町太田 村社 国主神社(太田)と比定する)
祭神 大国主命 太多毘古命
人皇41代持統天皇の四年秋九月、太多公これを祀る。
(十七)狭沼郷 大岡神社 気多郡大岡村鎮座
祭神 天児屋根命 黒田大連命 八千矛神 白山毘売命
人皇42代文武天皇の御世、賢者仙人八千矛神・白山毘売命を祀る。(黒田大連命は人皇21代雄略天皇三年多遅麻国造。天児屋根命の末裔、藤原鎌足五世の祖)
第二巻朝来郡神社系譜伝
(ニ)山口郷 竹原神社 朝来郡綾目沢鎮座
祭神 伊佐布魂命
人皇43代元明天皇の和銅五年秋七月、桃文師竹原直吉人は勅を奉じ、この郡綾目沢に下り、織工を集め、綾織を教える。
また桃文師倭文宿祢正人は勅を奉じ、倭文野に下り、綿織りを教える。これ、この郡にて綿・綾を織る始めなり。
秋八月、竹原直吉人は、その祖伊佐布魂命を綾目沢に祀り、倭文宿祢正人は、その祖天羽槌雄命を倭文野に祀り、綿・綾の精巧を祈る。
綾目沢は現存しない村。朝来市生野町に竹原野という集落があり、その上流は関電生野ダムにより水没している。おそらくこの近辺にあったであろう。
第三巻 養父郡神社系譜伝
(一)糸井郷 楯縫神社 養父郡糸井村鎮座
祭神 彦狭知命
人皇42代持統天皇の巳丑三年秋八月、楯縫連吉彦これを祀る。彦狭知命は高皇産霊神の御子なり。
(現在の楯縫神社は、養父市建屋839)
第五巻 城崎郡神社系譜伝
(十七)田結郷 三原神社 城崎郡三原村鎮座
祭神 正八位下 物部韓国連三原麿
人皇49代光仁天皇の十年春三月、大領三原麿卒す。その子
以上五社。
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