岩戸落葉神社
Contents
概 要
社 号 岩戸落葉神社
読み いわとおちば
延喜式神名帳
式内社 山城国葛野郡 堕川(おちかわ)神社
式内社 山城国愛宕郡 大柴神社論社
所在地 京都市北区小野下ノ町170
御祭神 岩戸社 稚日女神(わかひるめのかみ) 第61代朱雀天皇の第二皇女「落葉の宮」
・彌都波能賣神(みづはのめのかみ)・瀬織津比咩神(せおりつひめのかみ)
落葉社 落葉姫命(おちばひめのみこと) 源氏物語に登場する落葉姫
例祭日 10月15日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
葛野郡(カドノ) 20座(大14座・小6座)
式内社
近代社格制度 旧村社
創建
本殿様式
境内摂末社(祭神)
御霊社(祭神朱雀天皇皇女二ノ宮落葉姫)
神明社(祭神天照皇大神・天児屋根命)・山神社(祭神「大山津祇命」)
靖國社(昭和二十二年創立)・祖霊社(昭和三十四年創立)・福龍稲荷社・御魂社
一口メモ
国道162号線(周山街道)を、道風神社のある小野杉阪からさらに北上すると開けた谷が広がってくる。北区の最西北端で神社は小野郷の中心部、北区小野出張所前にある。
歴史・由緒等
落葉神社を堕川神社にあてる説もあるが、確証的なことはなく未詳社とするのが適切であろう。堕川神社の祭神、由緒など特に伝わっていない。
また落葉神社は大柴神社の論社でもあるが、これも確証的なものではない。
岩戸落葉神社は、小野郷の産土神で、岩戸社と落葉社の二社からなっている。晩秋の強い風が通り過ぎると、銀杏紅葉が境内を一面黄色に埋め尽くし、紅葉の名所でもある。岩戸社は小野上村の氏神で近世に現在の地に移ったといわれる。落葉社は小野下ノ町の氏神で、「源氏物語」の落葉の宮とも重ねて信仰されてきた。清滝川・岩谷川・笠谷川の三川が合流する場所にある。「墜(おち)川神社」が、いつからか「落葉(おちば)神社」と呼ばれるようになったという。
本殿が2棟並んでおり中央大きい方が岩戸神社、向かって右ややこぶりが落葉神社である。
「延喜式の調査」さん他
境内・社叢
社号標 拝殿・舞殿
本殿 (左)岩戸社 (右)落葉社
(左)岩戸社 (右)落葉社
本殿右
左手 境内社 福龍稲荷社 山神社
左手 靖国社 右手 天神社、太田社
地名・地誌
近世は葛野郡小野郷
古くは堕川
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「延喜式の調査」さん、「小野郷 – 北山三村」
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