式内 井上(いのえ)神社

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

社 号 式内社 但馬国養父郡 井上神社二座
読み:古 ヰノヘ 現 いのえ
所在地 兵庫県養父市吉井1656-1
旧地名 但馬国養父郡養耆(八木)郷
御祭神 素盞嗚命(すさのお のみこと)  稻田姫命(いあなだひめ のみこと)
例祭日 10月第1土曜日 秋季例大祭

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
但馬国(タヂマ・たじま):131座(大18座・小113座)
養父郡(ヤフ・やぶ):30座(大3座・小27座)

近代社格制度 旧村社

創建     天平2年(730)創立
本殿様式   流造 柿葺

境内摂社(祭神)

一口メモ

国道9号線関神社前交差点から旧国道である県道8号線を約一キロメートル。吉井の旧道に参道がある。

国道9号線とスキー場で知られる鉢伏高原へ行く県道87線を1kmほど進む。集落参道が延びているが、平行して通る旧山陰道の狭い旧道に入って付近のおばさん(かなり年輩の)に訪ねると、すぐ目の前の北側に社号標があった。車でも行けるか聞くと道があると言われたので捜したが、軽四でも狭そうな幅なので安全策をとって、車をおける場所を県道まで降りて探してから歩いて登った。

古い神社は覆屋やシートで覆われているのがほとんどだが、ここの神社は珍しくそのままきれいに見ることができる。ずいぶん境内や社殿の手入れが行き届いている感じだ。国道9号線は関神社から新しくなり、この旧ルートは鉢伏スキー場へ行くことはあっても、普段は通行量は少ないから、かえって神社はひっそりとそのまま残っている感じだ。

歴史・由緒等

『国司文書 但馬神社系譜伝』

祭神 吉井宿祢の祖・麻弖臣命・吉井宿祢命

人皇四十五代聖武天皇の天平二年春三月、主帳少初位上・吉井宿祢萬佐伎は麻弖臣命を祀る。(麻弖臣命は高麗人伊利須使主おみの男(息子)なり)

人皇四十七代淡路廃帝の天平五年秋八月、主帳大初位下・吉井宿祢萬佐伎は吉井宿祢を祀る。

天平2年(730)の創立と伝え延喜式の制小社に列し明治6年(1873)10月村社に列せらる

「兵庫県神社庁」

 

境内・社叢

  
鳥居・参道                


手水舎

  
境内までの石段                  拝殿


立派な木彫りが残る

  
本殿覆屋                     本殿覆屋と渡り廊下

  
左手の境内社                   右手の境内社


拝殿左側に庭のようなものがあったが何なのかは不明


社殿下の舞台

地名・地誌

地 図

兵庫県養父市吉井1656-1

交通アクセス・周辺情報

参 考

但馬の神社と歴史三部作

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