式内大 大歳神社(京都市西京区)

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

現社 号
読み:古 オホトシ、現 おおとしじんじゃ
延喜式神名帳 式内社 山城国乙訓郡 大歳神社(大 月次/新嘗)
(合祀)式内社 山城国乙訓郡 石作神社
読み:イシツクリ
所在地 京都市西京区大原野灰方町575
旧地名 山城国乙訓郡大原野村
御祭神 大歳大神(おおとしのおおかみ)
(配祀)石作神 豊玉姫命
例祭日 10月21日

社格等

『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
乙訓郡(オトクニ) 19座(大5座・小14座)

近代社格制度 旧郷社

創建      養老2年
本殿様式 桧皮葺

境内摂末社(祭神)

大神宮社・春日社.西ノ宮社(祭神蛭子命)・向神社・稻荷神社・天満宮社
飛地境内社として住吉社(大原野大字出灰)

一口メモ

大歳神社は各地にたくさん同名社がある。式内 大歳神社も多い。特に西日本で大歳神社・大歳様として田の畔の祠などに祀られている。
日本神話では、スサノオと神大市比売(かむおおいちひめ・大山津見神の娘)の間に生まれた大年神(おおとしのかみ)としている。両神の間の子にはほかに宇迦之御魂神がおり、これも穀物神である。

歴史・由緒等

祭神は大歳神で養老2年2月の創建と云う。延喜式神名帳に記され、山城国鎮座社の内大社に列せられていた。この境内は柏の森と称し社を柏の社とも云ふ。農耕生産の神、ひいては方除祈雨にも霊験ありと知られ当地方の守護神である。相殿に石作神と豊玉姫命を祀ってある。石作神に代々石棺などを造っていた豪族の祖神であり、火明命の後裔である。垂仁天皇の后、日葉昨姫命おかくれの時、石棺を献上し石作大連公の性を賜った。
石作連を祀った石作神社は延喜式神明帳に記され、貞観元年従五位下に昇格している。
大日本史に石作神社今灰方村大歳神社内にありと記され、石作氏衰微後、当社に合祀さられたものである。石作神は昭和49年6月愛知県岡崎市に建立の石工団地神社に分神す、豊玉姫命は海人であり彦火日出見命の后である。例祭は10月21日、氏子祭は10月第3日曜に行い、江戸中期より引続き金剛流家元による奉納舞あり。

「全国神社祭祀祭礼総合調査」 神社本庁 平成7年

境内・社叢

  
社頭                        社頭掲示板 (旧)


社頭掲示板 (新)

  
鳥居扁額                     手水舎

  
御神門・社殿

  
拝殿                       向拝

  
本殿                       境内社

大神宮社・春日社.西ノ宮社(祭神蛭子命)・向神社・稻荷神社・天満宮社

地名・地誌

地 図

京都市西京区大原野灰方町575

交通アクセス・周辺情報

参 考

「延喜式神社の調査」さん、他

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