小戸神社の創立は、今から一千二百年以上も溯り(阪神間においでも極めて歴史ある神社です。ご祭神は、大山津見命・天児屋根命・素盞鳴命の三柱の神様をお祀りしています。
大山津見命は、国土創造のイザナギ・イザナミの間に生まれた神で、山々を司り、国土安泰・家内安全・酒造り・商売緊盛・夫婦和合の守護神とあがめられています。
天児屋根命は、天照大神が天の岩戸隠れをした時、美声であつた天児屋根命が天の岩戸の前で祝詞を奏上する役を担当し、天照大神はうっとり聴きほれてついに天の岩戸を開けたという美声の主で、子孫繁栄・出世開運・芸事の守護神です。
また素盞鳴命は八岐の大蛇退治で有名な神で、国土安泰・厄除け疫病退治など信仰厚い神様です。
このような神様をおまつりする小戸神社は、小戸・小花・寺畑・栄根地域はもとより、今日では川西能勢口駅を中心に花屋敷・栄町・中央町・絹延町や美園町に暮らされる人たちによって産土大神として悠久に崇敬されています事は、私たちの郷土の誇りとするところであります。
『社頭掲示板』
-阜嵐健『延喜式神社の調査』さんより-