式内 矢田神社(京都府京丹後市峰山町矢田)
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概 要
社 号 式内 矢田神社
式内社 丹後国竹野郡 矢田神社
読み:古 ヤタ、現 やた
江戸時代は「姫宮大明神」と称していた
所在地 京都府京丹後市峰山町矢田322
旧地名 丹後国竹野郡
御祭神 伊加賀色許命(いかがしこのみこと)
例祭日 10月 10日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
丹後国(タンゴ):65座(大7座・小58座)
丹波郡[タハ]:9座 大2小7
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳
本殿様式 入母屋造
境内摂社(祭神)
末社 大川神社 大川神(おおかわのかみ)
一口メモ
国道482号矢田橋を西へ。網野町島津へ抜ける663号線東の小山。
矢田神社は他にも野田川、久美浜町に論社がある。それだけ由緒のある古社だということであろう。
京丹後市には矢田部姓の神社が多い。
矢田部神社「伊香色雄命」京都府与謝郡与謝野町大字石川字矢田4626
矢田神社 「建田背命 配 和田津見命、武諸隅命」京都府京丹後市久美浜町大字海士
矢田八幡神社 「應神天皇、神功皇后、武諸隅命 配 孝元天皇、内色姫命」京丹後市久美浜町佐野字地シワ38
歴史・由緒等
丹波郡矢田神社に比定される。旧村社。『丹哥府志』は、今姫宮大明神といふ、風土記所謂天女八人の一なり。『丹後旧事記』は、祭神=天酒大明神 豊宇賀能売命。神記に曰く矢田とは屋退といふ心なり神養父の家を退き玉ふを以て祭る。
あまの原ふりさけ見ればかすみ立ち 家路まとひて行衛しらすも
といふ歌を神体とも仰とも伝なり。丹波郡は九座一神の地にて五穀成就の神なりとて皆豊宇気持豊宇賀能売両社を氏神とする事谿羽道主命みづからの娘君を神仕へとて此神を祭り玉ひける信心に依て四人の娘君垂仁の后次妃となり玉ひし余風ありと伝ふまことに有難き神国のためしなれば記す。としている。
今の祭神は、伊賀加色許命。伊迦賀色許男命なのか伊迦賀色許売命なのかわからないが、伊迦賀色許男命などは穂積氏などの祖神で、たぶん与謝郡式内社矢田部神社系と考えたものか。熊野郡にも同名の式内社があり、その系と考えて祭神を武諸隅命ともする。近世以来普通は豊受大神を祀る社とされてきたが、いずれも確証なく祭神不明とするしかなかろうか。景行紀や豊後風土記に碩田国直入県禰疑野に八田という土蜘蛛の話がある。常陸風土記には「夜刀の神」が見られる、これはヘビだと書いている。
境内・社叢
鳥居・参道
本殿覆屋
境内社
妙見宮らしい。境内東に別の参道がある。帰路こちらの参道は平坦なのでこちらから降りる。
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「神詣」さん、「延喜式神社の調査」さん
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