式内 神高槻神社
Contents
概 要
社 号 神高槻神社
読 み かみたかつきじんじゃ
式内社 近江国伊香郡 神高槻神社
別 名
所在地 滋賀県長浜市高月町高月1
御祭神
『滋賀縣伊香郡志』『近江伊香郡志』 高額比売命
御神紋 左舞三ッ柏
例祭日 4月8日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
東山道 式内社382座 大42(うち預月次新嘗5) 小340
近江国 155座 大 13座 小 142座
伊香郡 46座 大1座 小45座
近代社格制度 旧村社
創建 天平年間
本殿様式 一間社流造檜皮葺
境内摂末社(祭神)
龍神社 天満宮 稲荷社
文化財
一口メモ
JR高月駅のすぐ東。町の中心部に鎮座する。
歴史・由緒等
当社は往古宇根野ヶ原字栗原辺りに、上代より槻(ケヤキの古名)の巨木あり。此槻に春日神降臨ありて、氏神と崇敬し、天平年間一祠を建立して、天児屋根命を奉斎したと「高月沿革誌」にあり。社名は九条家本に「神高槻」とあるが、神社要録は「加牟多加都伎」としている。
天正年間再度の兵火に罹り、往昔の文書喪失し詳細を知る事を得ないが、当社に遺る「神高槻神社社紀」に依れば、人皇45代聖務天皇の御守近津阿波海州伊香郡高槻里、神座神高槻神社の本源は、神霊の斎く所。
高額比売命則神系は、息長宿禰王葛城之高額比売命を娶りて息長帯比売命を生ませる。柳勧請本起は、平群広技臣神夢感応の余り社殿を造立し神座を奉ずる。此荘則宇根、阿閑、高月、森本、落川、馬上、渡岸寺以上7箇所の惣社産土の鎮神也。延喜式神名帳に録す伊香郡46座の一神高槻神社是也とある。
高額比売命は天日槍命の末裔で、安産の神としてその名も高く、祈願者も多かりしという。寛治年間朝廷の高官大江匡房都を定めんと栗原に来り、美しき月の名所を賞で、「近江なる高月川の底清しのどけき御代のかげぞ転れり」と詠まれ、後に高槻を高月に改め高月郷と称される様になったと伝えられている。延喜式内社。明治9年村社に列せられ、明治25年本殿新築落成、明治41年神饌幣帛料供進神社に指定、式内社。「滋賀県神社庁」
境内・社叢
鳥居 社号標
当地方の神社の特徴に、鳥居脇に狛犬はなく、境内入り口に大石が両脇に置かれている。狛犬は中世から伝わったもので、このような大石が原型だったのだろう。
手水舎 拝殿
拝殿狛犬
神馬像 中門・本殿
本殿狛犬
境内社 龍神社 天満宮 稲荷神社参道鳥居
稲荷社 鐘楼
隣接する大圓寺 大圓寺おしどり杉
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