式内 静志神社
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概 要
社号 式内社 若狭国大飯郡 静志神社
読み: 古 シヅシ 現 しずし
江戸時代は「蔵王権現」と称していた
所在地 福井県大飯郡おおい町父子46静志1
旧地名 若狭国大飯郡佐分利村
御祭神 少名毘古名神(すくなびこなのかみ)
合祀 水分神 事代主命 倉稻魂命 菅原道眞
例祭日 10月5日
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
北陸道 式内社352座…大14(うち預月次新嘗1)・小338
若狭国(ワカサ) 式内社42座(大3座・小39座)
大飯郡(オホヒ・おおい) 7座(貞・並小)
近代社格制度 旧村社
創建 創祀年代は不詳(一説には奈良時代の創建)
本殿様式 流造 鋼板葺
境内摂社(祭神) 若宮八幡神社
一口メモ
小浜線・若狭本郷駅の南西5Kmほどの父子に鎮座。
佐分利川に沿って、1号線を綾部方面へ進み、
やまびこ会館(さぶり川公園)付近から南下。
父子集落の奥、南端に北向きに鳥居が建っている。
裏手の南は、舞鶴若狭自動車道が東西に走っている。
歴史・由緒等
大谷口と言う山林の中の小字[静志奥]にあった蔵王権現の小祠が静志神社と推測され、式内社と認定された。「神祇資料」では祭神を天日槍とも推定している。近くに野尻銅山があり金属精錬にも関わるか。
式内社・静志神社に比定されている神社で、『若狭国神名帳』に「正五位志津志明神」とある古社。
一説には奈良時代の創建という。かっては、小浜の修験者・杉本院委道によって、父子の鎮守山王宮(獅子宮)を静志神社と伝承されてきたが
明治八年、さらに奥にある、大谷口山麓の「蔵王権現」(当社)が静志神社であると認定され、明治九年、村社に列した。現社殿は天保期のものだという。
鎮座地の父子(ちちし)は、静石の訛りで、但馬の出石と同じものだと考えられ、本来の祭神は、天日槍命とする説もある。
明治四十四年十一月、周囲の無格社四社を合祀。
垂水神社(水分神)、天満神社(菅原道眞)、
三島神社(事代主命)、稲荷神社(倉稻魂命)。このうち垂水神社は、
『若狭国神名帳』に「従三位垂水明神」とある古社で、静志神社よりも格上の神社だった。
寛延二年の『若狭国志』には、「父子の滝の傍に厳洞あり、その内に小祠を置きて祭る」と記されている。境内社の祠が一つ。
『福井県神社誌』によると若宮八幡神社らしい。
同書には神紋が記されておらず、特に当社の神紋というものは無いのかもしれないが、社殿には三つ巴の紋が随所に付けられていたので記載しておく。-神名備へようこそさん-
境内・社叢
社叢
鳥居 手水舎
拝殿 拝殿・本殿
拝殿横の看板(福井県神社庁) 境内社
ご神木
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
舞鶴若狭自動車道
参 考
-参考:『延喜式の調査』さん-
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