摂津国一宮 住吉大社

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

社号 住吉大社
式内社 摂津国住吉郡 住吉坐神社四座 並名神大 月次相嘗新嘗
読み: 古 スミヨシノ、現 すみよし
所在地 大阪市住吉区住吉町2-9-89
旧地名 摂津国住吉郡
御祭神
住吉大神(底筒男命、中筒男命、表筒男命、息長足姫命の総称)
第一本宮 底筒男命(そこつつのをのみこと)
第二本宮 中筒男命(なかつつのをのみこと)
第三本宮 表筒男命(うはつつのをのみこと)
第四本宮 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)=神功皇后

表筒男命 中筒男命 底筒男命 気「息帯」長姫皇后 『住吉大社神代記』
薬師如来 阿彌陀如来 大日如来 聖観音 『石清水文書』等
天照太神 田霧比咩 底中筒男 神功皇后 『神別記』等
天照大神 宇佐明神 底中筒男 神功皇后 『二十二社註式』等
伊勢太神宮 諏訪 住吉 玉津島 「東野州聞書」等
例祭日
住吉祭 7月31日
踏歌神事(1月4日)
正印殿祭(4月6日)
卯之葉神事(5月初卯日)
御田植神事(6月14日)
『神社公式サイト』

社格等

『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
摂津国:式内社75座(大26座(並月次新嘗・就中15座相嘗祭)・小49座(並官幣))
住吉郡[スミヨシ]:22座(大10座・小12座)
式内社(名神大)

中世社格制度 摂津国一宮、二十二社(中七社)
近代社格制度 官幣大社
社格制度廃止後 別表神社

創建     伝・神功皇后11年
本殿様式   住吉造

境内摂末社(祭神)

摂社

式内社 大海神社大海神社二座(豊玉彦命・豊玉姫命)(元名津守氏人神)
若宮八幡宮(応神天皇・武内宿禰)
志賀神社(底津少童命・中津少童命・表津少童命)
式内社 船玉神社(天鳥船命・猿田彦神) – 式内社 船玉神社

摂津国住吉郡

境内末社

楯社(たてしゃ。武甕槌命)
鉾社(経津主命)
侍者社(おもとしゃ 田裳見宿祢・市姫命)
后土社(ごどしゃ 土御祖神)
楠珺社(なんくんしゃ 宇迦魂命))
市戎大国社(事代主命、大国主命)
種貸社(たねかししゃ 倉稲魂命) – 式内社 多米神社
子安社(興台産霊神)
海士子社(鵜茅葺不合尊)
龍社(水波野女神)
八所社(素盞鳴尊)
新宮社(伊邪那美命・事解男命・速玉男命)
立聞社(天児屋根命)
貴船社(高おかみ神)
星宮(国常立命)
五社(大領、板屋、狛、津、高木、大宅、神奴祖神)
薄墨社(国基霊神)
斯主社(このぬししゃ 国盛霊神)
今主社(国助霊神)
招魂社(諸霊神)

境外社

大歳神社 (おおとししゃ 大年神) 式内社 草津大歳神社 (鍬靫)
淺澤神社(あさざわじんじゃ 市杵島姫命)
港住吉神社(底筒男命・中筒男命・表筒男命・神功皇后)
波除住吉神社(底筒男命・中筒男命・表筒男命・息長足姫命)

一口メモ

1979年頃、大阪の酒販会社で働いていた時、同僚で初詣に行った。あまりも古いことなので、当時は神社の写真を撮る習慣もなく写真がない。大きな神社にはじめて参拝したのが住吉さん。

歴史・由緒等

古くは摂津国 (せっつのくに=大阪府北西部と兵庫県南東部を占める旧国名) の中でも、由緒が深く、信仰が篤い神社として、「一の宮」という社格がつけられ、人々に親しまれてきました。昭和21年までは官幣大社であり、全国約2300社余の住吉神社の総本社でもあります。

第一本宮から第三本宮までは直列、第四本宮と第三本宮は並列に配置され、全国的にもたいへん珍しい建築配置です。あたかも大海原をゆく船団のように立ちならび、「三社の縦に進むは魚鱗の備え 一社のひらくは鶴翼の構えあり よって八陣の法をあらわす」とも言い伝えられます。

ご由緒

「日本書紀」や「古事記」の神代の巻での言い伝え

伊邪那岐命 (いざなぎのみこと) は、火神の出産で亡くなられた妻・伊邪那美命 (いざなみのみこと) を追い求め、黄泉の国(死者の世界)に行きますが、妻を連れて戻ってくるという望みを達することができず、逆に汚れを受けてしまいます。その汚れを清めるために海に入って禊祓いしたとき、住吉大神である底筒男命 (そこつつのおのみこと) 、中筒男命 (なかつつのおのみこと) 、表筒男命 (うわつつのおのみこと) が生まれました。

神功皇后がご鎮座された背景

十四代仲哀天皇の妃である神功皇后 (じんぐうこうごう) が新羅 (しらぎ) に出兵する際に、住吉大神の力をいただいたことがきっかけです。新羅遠征により、大いに国の安定を築くことができたため、住吉大神のお告げによって、この住吉の地に祀られることになりました。
*ご鎮座とは、神さまの土地を定めて、お祀りすることです。

住吉大社の遷宮
住吉大社は、昔から20年ごとに本殿を新しく建て替える遷宮を行っています。古く由緒のある神社、たとえば伊勢神宮や香取・鹿島・賀茂社などでも同様に、数十年単位で御本殿を新築していくことが伝統でした。近世に入ると、住吉大社では本殿の修繕・改修とともに、お祭を行うようになりました。本殿の改修では、特に丹塗りや桧皮葺が重要で、ヒノキの樹皮を加工した桧皮 (ひはだ) で屋根を葺きます。今回の第49回式年遷宮は平成20年~21年にかけて斎行され、国宝社殿の塗替をはじめ、諸建造物の修理を行い、境内の整備をいたしました。

ー『神社公式サイト』よりー

境内・社叢

  
鳥居              手水舎

   
狛犬

  
反橋

地名・地誌

地図

大阪市住吉区住吉町2-9-89

交通アクセス・周辺情報

神社公式サイト http://www.sumiyoshitaisha.net/

参 考

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