淡路国一宮  伊弉諾神宮

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

社 号 淡路国一宮  伊弉諾神宮
読 み:いざなぎじんぐう
愛称 一宮(いっく)さん・伊弉諾(いざなぎ)さん
別称 日之少宮、津名明神、多賀明神、淡路島神、一宮皇大神
江戸時代は「一宮」
延喜式神名帳 式内社 淡路国津名郡 淡路伊佐奈伎神社(名神大)
読み:イサナキ
所在地 兵庫県淡路市多賀740
旧地名 淡路国津名郡
御祭神
主祭神 伊弉諾大神(イザナギノオオカミ)
配祀神 伊弉冊大神(イザナミノオオカミ)

例祭日 4月22日

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』式内社
南海道 163座 大29(うち預月次新嘗10・さらにこのうち預相嘗4)・小134
淡路国 13座(大2座・小11座)
津名郡(ツナ) 9座(大1座・小8座)
式内社(名神大)

中世社格制度 淡路国一宮
近代社格制度 旧官幣大社
社格制度廃止後 別表神社

創建     神代(日本書紀・古事記による)
大同元年(806)神封十三戸
本殿様式   三間社流造檜皮葺

境内摂末社(祭神)

根神社・竈神社・鹿島神社・住吉神社・岩楠神社

文化財

県指定天然記念物 「夫婦の大楠」樹齢800年から900年と推定

一口メモ

淡路島式内社は13社。その中でも当社が淡路国一の宮であり、規模も有名度も群を抜いている名神大社。神社の前の県道88号線には両脇に石灯籠が手前まで並んでいる。淡路市になる以前は津名郡一宮町で、兵庫県下には播磨国一宮伊和神社のある宍粟郡一宮町(今は宍粟市)も一宮町だった。
淡路島の式内社

歴史・由緒等

伊弉諾神宮

御祭神 伊弉諾大神 伊弉冉大神
淡路一宮 官幣大社
古事記に故其伊邪那岐大神は淡路の多賀になも座すなり、日本書紀に伊弉諾命尊 是を以て幽宮(かくりのみや)を淡路の洲につくり静かに長く隠りましきとあり。淡路の島は二柱の大神が一番始めに御開拓になった地であり、この多賀は伊弉諾大神が国土経営の神業をおえられた後お鎮座遊ばされた御終焉の地で大神の御陵がそのまま神社として祀られるようになった我が国最古の御社である。

「社頭掲示板」

御 由 緒

古事記・日本書紀には、国生みに始まるすべての神功を果たされた伊弉諾大神が、御子神なる天照大御神に国家統治の大業を委譲され、最初にお生みになられた淡路島の多賀の地に「幽宮」を構へて余生を過ごされたと記される。
その御住居跡に御陵が営まれ、至貴の聖地として最古の神社が創始されたのが、當神宮の起源である。地元では「いっくさん」と別称され日之少宮・淡路島神・多賀明神・津名明神と崇められている。

本殿の位置は、明治時代に後背の御陵地を整地して移築されたもので、それ以前は、禁足の聖地であった。御陵を中心として神域の周囲に濛が巡らされたと伝え、正面の神池や背後の湿地はこの周濛の遺構という。 建物や工作物は、明治九年から同二十一年に官費で造営されたものが殆どだが、神輿庫及び東西の御門は、旧幕時代の阿波藩主の寄進による。 境内地は、約一万五千坪。沖積地にあって天然記念物の大楠など照葉樹林に覆はれ、四季を彩る草木が繁茂する日本最古のお社である。江戸時代の地誌によれば、二丁四方の社地を領したとあり、広大な神域であった。

-『神社公式サイト』より-

由 緒

『日本書紀』・『古事記』には、国産み・神産みを終えた伊弉諾尊が、最初に生んだ淡路島多賀の地に幽宮(かくりのみや)を構えそこに鎮まったと記される。その幽宮が当社の神社の起源である。

伊弉諾尊の幽宮遺跡と伝わる場所は、当社の他に滋賀の多賀大社がある。ただしこの古事記の「淡海の多賀に座すなり」との記述によるものであるが、これは誤記の可能性ありとされている学術的事実を記す必要がある。なぜなら、古事記では「近江」は「近淡海」と記されるのが常であり、ここに見る「淡海」は「淡道(淡路島)」の誤写ではないかと考えられるからである。 なお、『日本書紀』では一貫して「淡道」と記され、「近江」を思わせる名は見当たらない。

延喜式神名帳には「淡路国津名郡 淡路伊佐奈伎神社」と記載され、名神大社に列している。平安時代末期より淡路国一宮とされるようになり、一宮大神とも呼ばれるようになった。

明治4年(1871)に国幣中社に列格し、明治18年(1885)官幣大社に昇格。昭和7年(1932)に妃神の伊弉冉尊を合祀。昭和29年(1954)、それまでの伊弉諾神社から現在の伊弉諾神宮に改称した。

-「兵庫県神社庁」-

境内・社叢

  
大鳥居                  西鳥居


社号標

   
狛犬

  
中之鳥居                 神橋

  
手水舎                  神池 厳島神社

  
正門                   拝殿

   
拝殿前狛犬

  
拝殿扁額

  
中門・幣殿・本殿

  
本殿

  
本殿左境内社 根神社・竈神社       本殿右境内社 鹿島神社・住吉神社

  
左右神社                 神輿庫

  
夫婦大楠(兵庫県指定天然記念物)   東門

  
伊勢神宮遙拝所             淡路祖霊社


遺品館

地名・地誌

地 図

交通アクセス・周辺情報

公共 高速バス(郡家・津名一宮IC・津名港)下車、淡路交通西浦線に乗り換えて「伊弉諾神宮前」下車
車 神戸淡路鳴門自動車道「津名一宮IC」下車、西へ約4分
駐車場 あり

ホームページ 『神社公式サイト』

参 考

「兵庫県神社庁」、「延喜式神社の調査」さん、他

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