由岐神社
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概 要
社 号 由岐神社
読み ゆきじんじゃ
別名 靫明神
延喜式神名帳 式内社 山城国愛宕郡 小野神社二座 鍬靫
(論社の一つに加へるベき)
所在地 京都市左京区鞍馬本町343
御祭神 大己貴命(おおなむちのみこと) 少彦名命(すくなひこなのみこと)
相殿(配祀) 八所大明神(はっしょだいみょうじん)
国を治め、人民の生活の道を教えになり、特に医薬の道をお授けになった医薬の祖神
例祭日 10月22日 例祭(鞍馬の火祭)
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
愛宕郡(アタゴ) 21座(大8座 小13座)
近代社格制度 旧郷社
創建 もとは御所に鎮座と伝。天慶3年(940)9月9日この地に遷宮
本殿様式
境内摂末社(祭神)
三宝荒神社 白長弁財天社 冠者社 岩上社 大杉社
(境内外) 八幡宮社 石寄社(鬼一社)
文化財
御神木 大杉(京都市天然記念物)
拝殿(割拝殿) – 国の重要文化財
鞍馬火祭 – 京都市登録無形民俗文化財
一口メモ
鞍馬の火祭で知られる由岐神社は、式内社であろうとなかろうと京都の神社でも外せない有名な神社。鞍馬寺の山門から入ったら拝観料500円が必要。由岐神社に行きたいのですがと告げると無料にしていただいた。神社前まで長い坂道は車で行けるが、許可がいるようだ。
式内 小野神社の論社は三社ある。
小野神社[崇道神社境内社]小野神社二座 京都市左京区上高野西明寺山町34
御蔭神社 小野神社・出雲高野神社 京都市左京区上高野東山207
由岐神社 小野神社二座 京都府京都市左京区鞍馬本町343
往古の小野神社は現在の御蔭神社であるとする『京都府式内考証』
上田正昭氏は、小野神社の旧地に崇道神社が創祀されたのではないかとし(『京都千年』)、志賀剛氏も崇道神社は小野神社のあとであるとするが(『式内社の研究』第三巻)、『崇導神社誌』はこれを否定し、崇道神社の川向いの里堂と呼ばれる同社の神輿庫のある土地の東側になるズンジヨの森が小野神社の跡ではないかとする。しかしいづれにせよ、往古の小野神社が上高野にあつたことは間違いないとして、昭和46年5月、地元民の手で、小野神社が崇道神社の境内に再建された。『延喜式の調査』さん
歴史・由緒等
由岐大明神は御所にお祀りされておりましたが、天慶元年に都の大地震、天慶2年には平将門の乱(天慶の乱)と相次ぐ世情不安に、 当時の朱雀天皇の詔により天慶3年(940年)の9月9日御所の北方にあたる鞍馬に地に天下泰平と万民幸福を祈念し御遷宮されたの であります。御遷宮の時、京の鴨川に生えていた葦で松明を造り道々には篝火を焚き神道具を先頭に行列の長さ10町(1Km)という国家的一大儀式により御勧請されたのであります。鞍馬の住民はこれに感激し、この儀式と由岐大明神の霊験を後生に伝え守ってきたのが火祭の起源であります。その後豊臣秀吉の信仰もあつく、慶長12年には豊臣秀頼によってご本殿と拝殿を再建いたし特にこの拝殿は中央に通路をとった割拝殿という珍しい拝殿で桃山時代の代表的建造物でもあり現在は国の重要文化財にも指定されております。
「神社公式HP」
境内・社叢
社頭
ご由緒板
手水舎 御神木 大杉(京都市天然記念物)
社号標 鳥居
割拝殿
本殿脇狛犬
本殿
(本殿左)末社 三宝荒神社 (境内左手) 末社 白長弁財天社・冠者社
(境内右手) 末社 岩上社 大杉社
鞍馬寺内
鬼一法眼社?
吉鞍稲荷社 魔王の滝
神社公式HP
地名・地誌
地図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「延喜式の調査」さん
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