式内 荒見神社(久御山町)
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概 要
社 号 式内 荒見神社
読み あらみ
古くは「五社大明神」
延喜式神名帳 式内社 山城国久世郡 荒見神社
所在地 京都府久世郡久御山町田井荒見49
御祭神 武甕槌命(たけみかづちのみこと) 應神天皇(おうじんてんのう) 仲哀天皇(ちゅうあいてんのう) 別雷大神(わけみかづちのかみ) 倉稻魂命(うかのみたまのみこと)
本来は大歳神一座
例祭日 10月9日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
久世郡 24座(大11座 小13座)
式内社
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳
本殿様式 一間社流造
境内摂末社(祭神)
一口メモ
国道1号線(京阪国道)沿いに杜が見えるのだが、交通量の多い片側2車線なので、ナビは神社裏手のルートをさすので、田井の狭い集落内を表側へ。南方面からだと左折なので簡単だったのだが。
山城国久世郡 荒見神社論社は当社と城陽市富野に2社ある。両社とも5座となっているが、延喜式(927)では一座とあり、風土記(713)逸文では大歳神一座という。
式内 荒見神社論社
荒見神社 祭神:天火明尊・天香山尊・天村雲尊・阿比良依姫尊・木花開耶姫尊
京都府城陽市富野字荒見田165
荒見神社 祭神:武甕槌命・応神天皇・仲哀天皇・別雷大神・倉稲魂命
京都府久世郡久御山町田井字荒見49
荒見神社の荒見とは、荒水(水害)の転訛であり、木津川の氾濫を鎮める水神を祀っていたとみられている。 『京都府の地名』
久御山町田井の当社と城陽市富野の荒見神社は、ともに木津川沿いの右岸に鎮座し、直線距離は6.25km離れている。どちらも式内社の決定的な確証はないが、どちらも木津川の氾濫を鎮める水神を祀る場所としてはふさわしい。
歴史・由緒等
当社の創建年代は不明であるが、延喜式および山城国風土記に現在の神社名で記載されているので、少なくとも千年以上前であることは明らかである。
江戸時代、当社は五社大明神と奉称されていたが、明治初年現在の神社名に復した。当社は、寛永7年(1630)木津川堤切れの洪水によって社殿と社地を失い、寛文4年(1664)氏子の寄進によって現在地に社殿を再建した。
明治10年(1877・神社明細帳には明治6年とある)6月、延喜式内社と決定された。
「社頭掲示板」
古伝によれば、旧鎮座地は当社の東南・下津屋に接する小字東荒見・西荒見と称した所という。下津屋には式内室城神社がある。当社とゆかりがあると考えられないか。
境内・社叢
社号標 社殿
割拝殿
狛犬
本殿
境内社
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「延喜式の調査」さん
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