志那神社 (式内意布伎神社)

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

社 号 志那神社
読 み しなじんじゃ
式内社 近江国栗太郡 意布伎神社(論社)

所在地 滋賀県草津市志那町727
御祭神 志那津彦命しなつひこのみこと  志那津姫命しなつひめのみこと 伊吹戸主命いぶきどぬしのみこと
御神紋 竹に雀
例祭日 5月3日

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
東山道 式内社382座 大42(うち預月次新嘗5) 小340
近江国 155座 大 13座 小 142座
栗太郡 8座 大2座 小6座

近代社格制度
創建   年代不詳
昭和24年に本殿が国宝(現在は重文)に指定されたが、建物が老巧化しているため修理することとなり、本殿を解体したところ床下から加工石が4個出土したので県で鑑定された結果、平安朝時代の本殿の礎石であることが判明した。従って当社は794年から1191年の間に建立されたこととなる。
平成7年3月吉日 社頭掲示板
本殿様式 三間社流造 1298年(永仁6鎌倉時代)大工、藤井宗近の作

境内摂末社(祭神)

白山神社 八幡神社 黒姫神社 (境外社) 護縁神社 稲荷神社 野々神神社

文化財

本殿 国指定重要文化財
木造普賢菩薩坐像 一躯 県指定文化財
志那神社宝塔 市指定文化財

一口メモ

三大神社から琵琶湖畔方面に北西へ。琵琶湖の南東に広がる草津市の平野部、条理制による碁盤の目のような田園地帯に草津市志那町の各集落に式内意布伎神社の論社が3社ある。郷社惣社神社があり、同じ志那郷内の村々の神社だったようだ。

大宝神社境内社 追来神社 素盞嗚尊 栗東市綣7丁目5-5
三大神社(意布伎神社) 志那津彦命 志那津姫命 草津市志那町309
志那神社(意布伎神社) 志那津彦命 志那津姫命 草津市志那町727
郷社惣社神社(意布伎) 草津市志那中町238

歴史・由緒等

創祀年代不詳であるが、社記に当社は徃古延喜式式内意布伎神社であったが何故神号が改称されたか不詳。しかし清和天皇御宇貞観九年御奉納の鏡、鈴二品今以て現存する、この古鏡銘に「奉近江国伊富伎神」、古鈴銘に「貞観九年四月」とあり。国史神祗八巻に「貞観九年四月二日辛未遣神祗大祐正三位上大中臣朝臣常道向近江国伊富伎神社奉弓箭鈴鏡云々」とある。又旧神官春日家にもこれを表す文書があり、その神名帳考証に志那ノ意布伎神是也と記されている。
但し式内意布伎神社については確証がなく所在不詳とされている。
尚特殊神事として豊年万作を祈願し団扇二つでその風景を示す「さんやれ踊り」があり、また古老の言に徃古は参道に於て志那三郷(志那・吉田・志那中)より馬を出し豊作の吉凶を占う競馬があった由である。明治九年村社に加列。

『滋賀県神社庁』

境内・社叢

  
鳥居                       拝殿

   
狛犬


本殿

  
本殿左手白山神社                 本殿右手八幡神社

  
旧本殿礎石


藤棚

地名・地誌

地 図

滋賀県草津市志那町727

交通アクセス・周辺情報

参 考

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