式内 佐久奈度神社

投稿者: kojiyama 投稿日:

Contents

概 要

社 号 佐久奈度神社
読 み さくなどじんじゃ
式内社 近江国栗太郡 佐久奈度神社(名神大)
別 名

所在地 滋賀県大津市大石中1-2-1
御祭神 瀬織津姫命せおりつひめのみこと 速秋津姫命はやあきつひめのみこと 氣吹戸主命いぶきどぬしのみこと 速佐須良姫命はやさすらひめのみこと …祓戸大神(祓戸四神)
(配祀)大山咋神

御神紋 心桜十六菊
例祭日 4月 16日(例祭) 7月31日(御手洗祭)

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
東山道 式内社382座 大42(うち預月次新嘗5) 小340
近江国 155座 大 13座 小 142座
栗太郡 8座 大2座 小6座
式内社(名神大)

近代社格制度 旧県社

創建   年代不詳
本殿様式 流造檜皮葺

境内摂末社(祭神)

焼鎌やきがま神社 敏鎌とがま神社 稲荷神社 八幡神社

文化財

御旅所社殿(大津市) 大石倉之介良勝奉納の絵馬(大津市) 鼻高面 大般若経六百巻 神剣

一口メモ

祓戸大神を祀る最有力社。3時に京都で用事があるまで最後の神社。大津市街地からかなり離れており、回るルートで名神から京滋バイパスへ入り、京都へ戻る途中に立ち寄る。

歴史・由緒等

当社は天智天皇御宇八年勅願により、中臣朝臣金連が当地に於て、祓を創し神殿を造営して祓戸神三神(現在四柱)を奉祀した。当地は八張口、桜谷と呼ばれ、天下の祓所として著名で、大七瀬の祓所の一つである。文徳実例に「仁寿元年六月甲寅、詔以近江国散久難度神列於明神」とあって、仁寿元年名神に列した。三代実録には「貞観元年正月二十七日奉授近江国佐久奈度神従五位上」と見えて、貞観元年に従五位上の神階を授けられ、延喜式神名帳では名神大社に列するなど当地方の名社であった。以来朝野の崇敬厚く後白河上皇は社領を加え寄進されたことが社記にみえ、豊臣家臣渡辺勘左衛門、膳所藩主本多康俊、石川忠総などからも社領が寄進されている。又「忠臣蔵」で有名な大石良雄の曽祖父良勝が武運長久を祈って奉納した絵馬が残っている。大石家は当地の出であり、良勝は赤穂浅野家に初めて仕えた人である。例祭の他に当社の由緒上最も重要な「御手洗祭」が執行される。「神名帳考証」に毎年六月晦茅輪祓の祭をを行なふとあるが現在は七月三十一日に執り行われている。現境内地は昭和三十九年に下流の天ヶ瀬ダム建設に伴い旧境内地が水没地となり移転したものである。
明治九年村社、大正十年県社に加列。
明治四十一年神饌幣帛料供進指定。

「滋賀県神社庁」

境内・社叢

  
鳥居・入口                     手水舎

  
境内                        拝殿

   
狛犬

  
御本殿                      御本殿右手 焼鎌社・敏鎌社


境内社 八幡社・稲荷社

地名・地誌

地 図

滋賀県大津市大石中町56

ホームページ http://www.sakunado.jp/

交通アクセス・周辺情報

参 考

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