村社 威徳神社(兵庫県朝来市和田山町竹ノ内)
Contents
概 要
社 号 威徳神社
読み いとくじんじゃ
別 名
厳床神社 『国司文書・但馬故事記』
所在地 兵庫県朝来市和田山町竹ノ内303-1
旧地名 但馬国養父郡糸井郷竹内村
御祭神 金山彦命
御神紋
例祭日 10月19日
社格等
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳 (和銅5年(712) 『国司文書・但馬故事記』)
本殿様式
境内摂末社(祭神)
稲荷神社、他1社
一口メモ
糸井渓谷へ向かう道のカーブにある神社で、よく目立つ場所。たまたま秋祭りが近いのでのぼり旗や当番の方がひとりおられ、たずねると竹ノ内・和田など近隣の氏神となっているそうだ。
歴史・由緒等
創立年月不詳
永正9年(1512)社殿を再造し、明治6年(1873)10月村社に列せらる。同27年(1894)社殿を改造せり。「兵庫県神社庁」
人皇43代元明天皇和銅5年(712)秋7月
糸井連厳床 勅を奉じ、幡文造束緒 を召し、織工を集め、綾錦の法を教え、栲 を和田 に作り、その皮を以て栲布を織らしむ。また蚕を高生 に養い、繰糸を以て錦綾を織らしむ。
而して天萬栲幡姫命 を栲幡原に祀り、錦綾の精巧を祈る。歳時これを祀り奉る。
また幡文造束緒を高生に祀り、産土神と為す。これを若宮と云う。(高生田 若宮神社)
また糸井連厳床の子孫等は、厳床を竹野内丘に祀り、氏神と為し、これを厳床神社と云う。『国司文書 但馬故事記』第二巻・朝来郡故事記
元は、糸井郷に綾錦織りの技術を教えた最も功労者の糸井連厳床を祀る厳床神社。威徳とは「おかしがたい威と人に尊敬される徳」という意味。何時頃からか元々の神社と祭神の記憶が薄れて、厳床神社が威徳神社になっていったのではないか。元々の祖神から長い年月の中で意図的に変えられたのか分からないが、そのような例は、全国の神社の大半がそうであり、地元の人が決めることである。でも、神社のルーツは記憶に残さねばならないと思う。
境内・社叢
鳥居 御神門・割拝殿
土俵 秋祭りが近いのでのぼり旗が立っている
手水鉢
狛犬
拝殿
拝殿側面 本殿
境内社
境内社 稲荷神社鳥居 稲荷神社
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