村社 大歳神社(豊岡市吉井)
Contents
概 要
社 号 大歳神社
読 み おおとしじんじゃ
別 名 通称 吉井神社
中古 大蔵神社を大歳神社と改める
所在地 豊岡市吉井434-3
旧地名 但馬国城崎郡奈佐郷吉井村
御祭神 大歳神
阿智王 『国司文書 但馬故事記』
御神紋
例祭日 10月15日
社格等
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳 (赤藤神社は白凰12年(672))
本殿様式
境内摂末社(祭神)
不明
一口メモ
奈佐小学校をはさんで左手が大谷区の白藤神社がある。県道に面しており、よく目立つ神社だ。右手が庄区で赤藤神社があり、二社で赤と白の藤でつながりがありそうだ。奈佐郷(庄)の中心部で、赤藤神社の御祭神は彦狭知命となっている。
深淵之水夜礼花神(フカフチノミヅヤレハナノカミ)は古事記ではスサノオのひ孫に当たる神。また大国主(オオクニヌシ)の曽祖父に当たる神だという。深淵之水夜礼花神を祀る神社に静岡県富士市浅間本町に式内富知神社がある。通称は、三日市浅間神社。藤から富士をつないだ富士山信仰からだろうか。
歴史・由緒等
創立年月不詳
大藏神社と称せしも中古藏を歳と改めて大歳神社と称す。
明治6年(1873)10月村社に列せらる。「兵庫県神社庁」
『国司文書 但馬故事記』(第四巻・城崎郡故事記)
人皇42代文武天皇大宝元年秋十月 (城崎郡司)物部韓国連久々比卒す。三江村に葬り、その霊を三江村に祀り、久々比神社と称し祀る。
物部韓国連格麿の子三原麿を以て、城崎郡の大領と為し、正八位下を授く。
佐伯直赤石麿を以て、主政と為し、大初位下を授く。
大蔵宿祢味散鳥を以て、主帳と為し、少初位上を授く。
大蔵宿祢味散鳥は、その祖阿智王を吉井に祀り、大蔵神社と申し祀る。また吉井神社と云う。
境内・社叢
参道
鳥居 境内
狛犬 本殿覆屋
地名・地誌
吉井
『国司文書・但馬郷名記抄』 (975)
奈佐村
渚郷 古語は奈技佐、今は奈佐
布久比村・耳井村・古井村・智阪村・楯縫村・楯縫山
『大田文』(1285) 奈佐郷
今の村数13
岩井・栃江・宮井・庄村・吉井・野垣・福成寺・大谷・内町・辻・目坂・船谷・河合
鎌倉期頃までは古井村だったが、好字を当て吉井と改めたと考えられる。
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