崇導神社(式内 小野神社他)
Contents
概 要
社 号 崇導神社
読み: すどう
境内 式内社
山城国愛宕郡 小野神社二座 小野神社 小野妹子命 小野毛人命
山城国愛宕郡 伊多太神社 伊多太神社 伊多太大神
山城国愛宕郡 出雲高野神社 出雲高野神社 玉依姫命
所在地 京都市左京区上高野西明寺山34
旧地名 山城国愛宕郡
御祭神 早良親王(謚 崇道天皇)
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
愛宕郡(オタキ) 21座(大8座・小13座)
式内社
近代社格制度 旧村社
創建 貞観年間(859-77)
本殿様式 流造
例祭日
元旦祭 1月1日
成人祭・勧学祭(伊多太神社) 1月15日
節分祭 2月節分
祈年祭 2月17日
宵宮祭(伊多太神社)5月4日
例祭・神幸祭(伊多太神社) 5月5日
奇祭で、「お神輿一基の神幸の道は定まらず、ただ神慮で田畑川筋に限らず、常に道なき所を渡る
これに逆らうと神輿が重くなり、神輿が人家の方へ向かうときは軒を破り、御霊の心が伴わなければ動かない
村民は手に汗を握り、神威を恐れ奉る」といわれる
花摘祭 6月30日
伊多太神社例祭(伊多太神社)> 9月9日
眞榊祭・神忌祭・小野神社例祭(小野神社)> 10月17日
新嘗祭 11月23日
火焚祭 12月5日
除夜祭 12月31日
境内摂社(祭神)
伊多太神社(祭神:伊多太大神)
上高野最古の神社。伊多太(いたた)は「湯立て」を意味し、出雲系の農耕守護神とされる。応仁の乱で焼失後、明治16年に再興され、明治41年に崇道神社に合祀された。上高野大明神町には旧跡が保存されている。
出雲高野神社(祭神:玉依姫命)
小野神社(祭神:小野妹子・小野毛人)
小野一族を祀る。境内の山中に祭神である小野毛人の墓がある。
文化財
国宝 金銅小野毛人墓誌 – 1961年4月指定
一口メモ
白川通を宝ヶ池方面へ。花園橋(交差点) を右折してそのまま 国道367号線 を進み高野川沿いに900m。
山城国愛宕(おたぎ)郡の式内社は、出雲高野神社、小野神社、末刀神社、須波神社、伊多太神社など、延喜式神名帳作成(延長5年(927年))以前に廃絶したのか不明になっており、賀茂別雷神社(上賀茂神社)・賀茂御祖神社(下鴨神社)境内に合祀されたり、論社が複数ある。
歴史・由緒等
社伝によれば、785年(延暦4年)9月長岡京造宮使であった藤原種継が暗殺された事件に連座したとされる早良親王(崇道天皇)の霊を慰めるため貞観年間(859年~877年)に創建されたという。
1915年(大正4年)に近隣にあった式内社とされる出雲高野神社・伊多太神社・小野神社の3社が合祀された。
境内・社叢
境内は木立が生い茂り、露出が不足のためピンぼけ気味。
延喜式内社 伊多太神社社号標(参道入口左) 崇道神社社号標(〃右)
二ノ鳥居 よく清掃された砂利の参道がまっすぐに伸びる。 三ノ鳥居
手水舎 社殿石段
狛犬
拝殿 本殿
豊受皇大神宮・天照皇大神宮と式内 出雲高野神社
社殿参道左手に式内 伊多太神社 伊多太神社末社
伊多太神社は、洛北唯一の古い神社で、祭神伊多太大神は元当村氏神。伊多太(いたた)は「湯立て」を意味し、出雲系の農耕守護神、湧き水の神とされる。明治41年7月当地崇導神社に合祀された。上高野大明神町には旧跡が保存されている。末社は鎌倉社・日吉社・三穂津社・三輪社・足之社・教之社の六社
打たせ瀧 小野神社の手前にある。杖置きと打たせ滝 式内 小野神社
参道の東側(右手)遣隋使で有名な小野妹子命とその子、小野毛人命が祀られている。小野氏が創祀した神社で小野一族を祀る。以前は崇道神社里堂の南方に石垣があり、ズンショの森と祠があった。現在の小野神社は昭和46年、地元有志により再建された。
小野毛人のお墓は、ここから140m登った西明寺山の中腹にあります。
末社が5つ
天照大御神・豊受大御神を祀る
北野天満大神・弁財天大神・宇佐八幡大神・市杵嶋姫大神を祀る
春日大神・赤山大神・十二社大神を祀る
日吉大神・貴船大神・恵比須大神を祀る
長岡大明神を祀る
観音堂
如意輪観世音大菩薩尊が祀られている
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
京都通(京都観光・京都検定・京都の神社)百科事典、『延喜式の調査』さん、他
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