式内 布自奈大穴持神社
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概 要
社号 式内社 出雲国意宇郡 布自奈大穴持神社
読み:古 フシナオホナモチ、現 ふじなおおあなもち
『出雲国風土記』 「布自奈社、同布自奈社」
江戸時代 「鷹大明神」「高大神」
所在地 島根県松江市玉湯町布志名字宮山151
旧地名 出雲国意宇郡
御祭神大穴持命=大己貴命(おおなむちのみこと)
祭礼 10月25日 例大祭
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
出雲国[オウ]:大2座・小185座
意宇郡 48座(大1座・小47座)
近代社格制度 旧村社
創建 不詳
本殿様式 大社造
境内摂末社(祭神)
式内社 布自奈神社 祭神:事代主命
一口メモ
野白神社から玉造温泉まで東西になだらかな山が続いており、神社はその中間にある。野白神社から林道が尾根伝いに神社と玉造温泉まで続いているが、ナビでは乃白バイパスから山陰道沿いに県道263号線を通り、玉湯町布志名から神社へ向かった。林道からコンクリートの参道が延びている。
歴史・由緒等
風土記の「布自奈社、同布自奈社」の前社に相当する。
集落より離れた山の中腹の神社。境内より宍道湖一望できる。
境内社に式内布自奈神社がある。
布自奈大穴持神社と境内社に布自奈神社とはもとは逆であり、いつの時代にか入れ替わったという説もある。
-『延喜式神社の調査』さんより-
「布自奈社、同布自奈社」の前社ということは、今の同社はどこか。
延喜式神名帳には、同じ社号で所在地が異なる韓国伊太神社と大穴持神社がある。
意宇郡 (能義神社の)同社坐大穴持神社 安来市能義町366
出雲郡 大穴持神社(出雲大社の裏山らしい)
つまり、説の通り、元は境内摂社となっている式内社 布自奈神社で、大穴持神社は同座的な布自奈大穴持神社だったものが、出雲といえばオオクニヌシ(大国主)=オオナムチの存在が大きので布自奈大穴持神社として呼ばれるようになったのではないか。
境内・社叢
社叢 鳥居
御神燈 出雲国風土記登場地みちしるべ
参道入口前境内社
参道
参道入口の狛犬
境内入口の狛犬
手水鉢 拝殿
拝殿扁額 本殿
本殿床下にかつての屋根の妻の飾りらしき部材が保管してあった。彫刻が施されており、大切に保管されているのだろう。
境内上 式内社 布自奈神社
布自奈神社狛犬 右狛犬
境内上祠 境内社
境内上神庫?
地名・地誌
松江市玉湯町布志名
かつては玉造温泉で知られる八束郡玉湯町で、2005年3月31日に、八束郡6町村とともに松江市と新設合併した。布志名は布自奈神社のある布志名山といい、この辺りを布志名という。
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「延喜式神社の調査」さん、他
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