式内 爾佐神社
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概 要
社号 式内 爾佐神社
式内社 出雲国島根郡 尓佐神社
読み:古 ニサ、現 にさ
江戸時代は「三社大明神」と称していた
所在地 島根県松江市美保関町千酌(ちくみ)1061
旧地名 出雲国島根郡
御祭神
都久津美神(つくつみのかみ) 伊弉諾神(いざなぎのかみ) 伊弉册神(いざなみのかみ)
相殿 天忍日命(あめのおしひのみこと) 大山咋命(おおやまくいのみこと) 宇賀命(うかのみこと=倉稲魂命)
例祭日 4月3日 例大祭 爾佐神社流鏑馬神事
毎年4月3日に例大祭の一環として行われる神事。450年前から伝えられ、京都の御所の鬼門にあたる方角のため魔除けの矢を射る古い行事である。
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
出雲国 187座(大2座・小185座)
島根郡(シマネ):14座(並小)
『出雲国風土記』「爾佐社」
近代社格制度 旧郷社
創建
本殿様式 大社造変態*
*大社造変態 大社造は中央に大黒柱が通り4つの部屋に仕切らて神様は横に向いて階段が右にあるが、大社造変態とは、大黒柱がなく中央に階段があり御神体は正面を向いている様式。
境内摂末社(祭神)
日吉神社・日御崎神社・加茂神社・惣御前神社・恵比須社・秋葉社・水神社・弁財天社
一口メモ
島根半島の東が旧島根郡。島根は『出雲国風土記』では、国引き神話の八束水臣津野命(やつかみずおみつの)が発した言葉による命名としている。中海側から北へ日本海に面した千酌湾の真ん中にある。幹線道路から神社へは少し行き過ぎてから大きく左折し旧道へ入る。かつてこの辺りは島根郡千酌驛家といい唯一◯◯郷という名ではない。驛家が置かれていたのだろうし、島根郡の旧郷社とあり、こので最も崇拝されきたことを感じさせる広い境内で境内社も多い神社。
歴史・由緒等
出雲国風土記の「爾佐社」に相当する。
国司の崇敬あつく毎年馬具と馬を献ぜられて盛大なる祭儀が行われた。その馬具も現在宝物として神社に保存する。
今は千酌小学校の校庭の一部になっているが、そこに大般若堂(神宮寺9があつた。
-「延喜式神社の調査」さんより-
境内・社叢
県道脇に建つ社号標 鳥居
手水舎 白馬像
狛犬
拝殿 本殿 中央に階段がある大社造変態
本殿左境内社 惣御前神社 日吉神社 本殿右境内社 日御碕神社 加茂・新宮神社
祀られているが不明 御祓所
地名・地誌
千酌(ちくみ)
嶋根(島根)は、『出雲国風土記』では、国引き神話の八束水臣津野命(やつかみずおみつの)が発した言葉による命名としている。
『出雲国風土記』 島根郡千酌驛家
1889年(明治22年) 町村制施行により、美保関村、千酌村、片江村、森山村。
1955年(昭和30年)4月13日、美保関町、千酌村、片江村、森山村が合併して美保関町となる。
2005年(平成17年)3月31日 – 鹿島町、島根町、宍道町、玉湯町、八束町、八雲村、松江市と合併し(新)松江市が発足。
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「延喜式神社の調査」さん、他
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