式内 走田神社(長岡京市)
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概 要
現社号 走田神社
延喜式神名帳 式内社 山城国乙訓郡 走田神社
読み:古 ハシリタ、現 はしりた
かつては「妙見社」といわれていた
所在地 京都府長岡京市奥海印寺走田3
旧地名 山城国乙訓郡海印寺村
御祭神 天津児屋根命(あまつこやね のみこと・天児屋命) 武甕槌神、経津主神、姫大神 (春日四柱)
例祭日 1月13日 お千度祭(勧請縄)
11月14日 秋季例大祭
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
乙訓郡(オトクニ) 19座(大5座・小14座)
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳
本殿様式 入母屋造、瓦葺
境内摂末社(祭神)
春日社(武甕槌神、経津主神、天児屋根命、姫大神)、熊野神社(伊弉諾尊、天児屋根命)、稲荷神社(倉稲魂命)、蛭子社(事代主命)
一口メモ
亀岡市に同名の式内 走田神社があるので、関係がありそうな気がしていた神社である。だが以下のとおり、「走田」とは、初穂をつくる田を指す。走田を早稲田ともいう。亀岡市の走田神社からの勧請なのか、まったく偶然なのか。丹波も山城も秦氏縁かりの地であり、同じく松尾神社、愛宕神社、大井神社など同名社が西山一帯にあるが、その同族が祀ったものであってもごく自然である。
歴史・由緒等
奥海印寺・長法寺両村の産土神。式内社で「延喜式」にのる乙訓十九坐の一つである。祭神は天児屋根命・武甕槌神・経津主神・姫大神の春日四神を祀る。
かっては「妙見社」といわれ寂照院の鎮守であったが、明治以降、正式に「走田神社」と呼ばれるようになった。社名の「走田」は初穂をつくる田をさし、早稲田の守護神であっただろう。なお、正月十三日には御千度詣りや弓講が行われる。また、明治初め頃まで同じ祭神を祀る小倉神社の神輿がこの社まで渡御し、その道がまだ古老達によって語り継がれている。
「社頭掲示板」
境内・社叢
一の鳥居 二の鳥居
長い石段 占いに使われていたしめ縄
手水舎 拝殿(舞殿)
狛犬
本殿覆屋
境内社
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
走田古墳群
参 考
「延喜式神社の調査」さん、他
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