真名井の滝(式内真名井神社古社地)
Contents
概 要
社 号 真名井の滝
延喜式神名帳 式内社 真名井神社
読み:まない
所在地 松江市山代町
旧地名 出雲国意宇郡
御祭神 本来は滝を祀る
例祭日
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
出雲国 187座(大2座・小185座)
出雲郡[イツモ]:58座 大1 小57
秋鹿郡[アイカ]:10座並小
意宇郡(オウ):48座(大1・小47)
『出雲国風土記』
近代社格制度
創建
本殿様式 本殿なし
境内摂末社(祭神)
一口メモ
真名井神社の前の細い県道247号線は、出雲風土記のを東へ行くと、真名井の滝・そうめん流しという看板があり、そこを進むと突き当り。そうめん流しは夏季のみとある。
歴史・由緒等
真名井町内には大古の昔から「真名井乃滝」と称する透き通ったきれいな冷めたい湧水が滝となつて落下する自然境に包まれた資源があります。歴代私達の先祖はこの自然の恩恵により約10町歩(10へクタール)の水田を耕やし米作りをして来ました。その間記録的な昭和14年の太旱魃を始め数々の水不足気象が有りましたが、この真名井乃滝の湧水は意宇水系で錬へられて生じた水で瞬時も途絶える事なくコンコンと湧き続け今日に至っております。
更にこの湧水の成分が硬質でアルカリ性に富み浄澄度が高い点が評価され、昭和年代初め項より酒造り用の醸造水として賞喚され毎年11より明3月迄の間、郷里の地酒造りに用いられています。
そして生まれた銘酒も地元の協力取り組みから名称そのままに『真奈井』と命名され、だんだん広く皆さんに愛されるようになりました。一方無尽蔵に湧出する名水を利用して茶臼山の山麓と云う自然環境と合待って、夏の涼味、そうめん流しを町内で経営し地域の皆さんにレジャーと憩いの場を提供し高評を頂く中でジゲ起しとして取り組んでおります。
古代においては、出雲大社出雲国造世嗣ぎの儀時(火継式)には意宇郡の神魂出向き神火神水を以てて御饌物を調えるを例とし、その神水はこの瀧の聖水を持ちうる定めとしており往古より水神の信卸として崇敬されています。
真奈井町内会提供 「社頭掲示板」
真名井神社の東方に「真名井の滝」と呼ばれる滝がある。『雲陽誌』ではこの滝の近くに「真名井荒神」があると記し、そこを風土記の真名井社に比定している。この滝壺で汲まれた水は古来より出雲国造の神火相続式や新嘗祭の際に用いられたとされる。
茶臼山の南麓。奈良時代の出雲国風土記では、神名樋野(かんなびぬ)と呼ばれる、神聖な山であり、ふもとに位置する島根県最大の前方後方墳である山代二子塚古墳をはじめ、出雲国府跡、真名井神社など、古代出雲の中心地として栄えた地でした。真名井の滝は、茶臼山の南東麓に位置する落差約2mの滝であり、滝としては規模の小さなものですが、茶臼山の玄武岩に染みこんだ水が地下水となり山麓より湧水として地表に表れたもので、古代より神水として神事に使われていたとされています。もともとは、真名井の滝より200m程西側に位置する伊弉諾尊(イザナギノミコト)を祀った真名井神社も、この滝の側にあったとされています。近年では玄武岩と接触したその水質が、硬質でアルカリ性である事から日本酒の醸造に適しているとされ、仕込み水としても活用されています。
-『神社公式サイト』より-
境内・社叢
社地 真名井の滝
案内板
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「延喜式神社の調査」さん、他
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