式内 宇留布神社
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概 要
社号 式内社 出雲国意宇郡 宇留布神社
読み:古 ウルフ、現 うるふ
『出雲国風土記』 「宇流布社」
江戸時代 「三島大明神」
所在地 松江市八雲町平原2038
旧地名 出雲国意宇郡
御祭神
大山祇命(おおやまつみのみこと)
配祀 木花開耶姫命 稻田姫命 伊邪那美命
合祀 素盞嗚尊 天照大御神 稻背脛命 菅原道真
例祭日 10月1日
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
出雲国:大2座・小185座
意宇郡(オウ):48座(大1・小47)
『出雲国風土記』 「宇流布社」
近代社格制度 旧村社
創建 天平5年(733)『出雲国風土記』に「宇流布社」と記載があるのでそれ以前
本殿様式 大社造変態 曽木葺
境内摂末社(祭神)
一口メモ
磐坂神社のある松江市八雲小学校から県道53号線を熊野大社方向へ進み県道249号線で川を渡り西へ4.0 km、9 分。ウルフといえば狼。もちろん英語は関係ないが覚えやすい社名だと思っていた神社である。
歴史・由緒等
風土記の「宇流布社」に相当する。
北側に、室(むろ)山がある。山容きわめて秀麗であるが、宇留布神社はもとこの中腹にあつたという。ここには大和三輪山と同種の蛇体伝説が語り伝えられている。
容姿端正な笛をよくするヒメのところへ毎夜男が通つて来て、愛し合つているうちにヒメが姓娠した。父母が怪しんでその男の素性を尋ねるが、ヒメにはわからないので、男の着物に麻糸を通した針を刺しておくように教える。翌日の朝、その糸がかぎ穴を通つて外に出ており、糸の先をたずねて行くと、折原の地に至り、はじめて蛇男であることを知つた。
また部落を流れる平原川では鰻を、神の使いであるから捕つてはならないと伝えている。
永禄年間、尼子・毛利合戦の折、当社の神主三島源兵衛が尼子方に加勢したため、毛利軍によつて室山の社殿が焼かれ、社領も没収された。以後は久しく鍋倉山に小祠を設けて紀つていたが、元禄16年(1703)もとの社地に社殿を建立した。
明治39年平原村内に鎮座した、三島大明神・国原神社・金多大明神の三社を、式内宇留布神社と認定された三島大明神を中心として、ただし社地はそれまでの国原神社の社地において合祀して宇留布神社とした。-『延喜式神社の調査』さん-
境内・社叢
鳥居 バランスが美しい御神燈
参道石段上の手水鉢
狛犬
拝殿 出雲らしい太めの注連縄
拝殿扁額 本殿
社日祠 境内社
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