式内 伊和神社(鳥取県鳥取市岩吉)
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概 要
社号 式内社 因幡国高草郡 伊和神社
読み:古 イワ 現 いわ
所在地 鳥取県鳥取市大字岩吉249
旧地名 因幡国高草郡
御祭神 大己貴神(おおなむちのかみ)
例祭日 4月5日 例祭 7月5日 夏季大祭 10月5日 秋季大祭
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
因幡国(イナバ):50座(大1座・小49座)
高草郡(タカクサ):7座(並小)
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳
本殿様式 神明造
境内摂社(祭神)
詳細不明
一口メモ
湖山池も潟湖だが、古墳かと思うこんもりした小山はそうではなくて島だったのだろうか。布施古墳には日吉神社と摂社天穂日命社、湖山神社、足山、鳥取大学の湖山の西には松高神社、徳尾の大野見宿禰命神社も小山にある。
南は県道153号と山陰本線が、西の湖山駅に近い。北は県道318号(旧山陰道)、東は国道29号南バイパス徳尾の大野見宿禰命神社に近い岩吉にある。伊和神社は、付近が開発されて商業施設や住宅地になっており、どの道もどんずまりが多くて、こんもりとしたそれらしい森が見えているのに行き方が分からず狭い旧道を苦労してたどりつく。神社あたりは一台通るのがやっとの古くからあった道らしくて、田園地帯によくみかけるケースで、岩吉の集落が形成されていたものと想像できる。
歴史・由緒等
伊和神社と聞くと播磨一宮名神大伊和神社が思い浮かぶ。御祭神も同じ大己貴神である。播磨一宮伊和神社(大国主神・伊和大神・大汝命(おほなむち))であり、伊和大神は、出雲大国主の異名の一つとされている。
鳥取市街は式内社がまったくないことから、縄文期までは海で、弥生以降に湖山池周囲に定住化が進むが、奈良時代には国府・国分寺が南の国府町にあるのは千代川の氾たり、播磨、要所千代川などからの沖積でできた田園地帯だったことが容易に想像できる。当初山名氏も布施天神山に城を築いているから高草郡のこのあたりが中世までは久松山の鳥取城に移るまでは因幡国の政治の中心地であった。
境内・社叢
住宅地と田園が広がる平野部に社叢林が目立つ
社殿 拝殿 右手に境内社
拝殿 本殿
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