氷室神社
Contents
概 要
社 号 氷室神社
読み:ひむろ
所在地 奈良市春日野町1-4
旧地名 大和国添上郡
御祭神
闘鶏稲置大山主命(つげのいなぎおおやあぬし のみこと)
大鷦鷯命(おおささぎ のみこと)
額田大仲彦命(ぬかたのおおなかつひこ のみこと)
社格等
式外社
近代社格制度
創建
本殿様式 三間社流造・桧皮葺
例祭日
10月1日 例祭
12月17日 春日の若宮祭(通称:おんまつり)
境内摂末社(祭神)
舞光社、祓戸社(住吉社)、招魂社
(現在は本社に合祀)下殿坐高橋神社(酒弥豆彦命・酒弥豆姫命)、十七所神社、菅原神社(菅原道真)
文化財
本殿 県指定文化財
木造舞楽面・陵王面一面(鎌倉時代の作・重要文化財)
一口メモ
6月に放送大学奈良学習センター面接授業で奈良公園北側にある国際奈良学セミナーハウスに宿泊した際に、目に止まり、気になっていた神社だった。今回は用事が済ませたら冬時間で日没。神社散策もままならないのでもう一泊し、朝一番に訪ねた。本殿前で鹿が3頭草を食べている。昨日も奈良学習センターで鹿が3頭いたが、人馴れしていてどこうとせず車で入るのにしばし待った。鹿は3頭ずつで行動する習性があるのだろうか?オス・メスと子供かな?神の使いであると思うと、奈良の鹿は尊く感じるのだ。
歴史・由緒等
由緒
奈良時代、吉城川上流の春日奥山に造られた氷室(氷の貯蔵庫)に、氷の神を祀ったのが始まり。のちに現在地に移築された。製氷業者の信仰が篤く、毎年5月1日には献氷祭が催される。その際、神前にはタイやコイを封じ込めた高さ1mの氷柱が奉納される。春は境内を彩るしだれ桜が印象的。
「大和路アーカイブ」
元明天皇の御世、和銅3年7月22日、勅命により平城新都の左京、春日の御蓋の御料山(春日山)に鎮祀され、盛んに貯水を起こし冷の応用を教えられた。これが平城七朝の氷室で、世に平城氷室とも御蓋氷室とも春日の氷室とも言われた。
翌和銅4年6月1日初めて献氷の勅祭を興され、毎年4月1日より9月30日まで平城京に氷を献上せられた。奈良朝七代七十余年間は継続せられたが、平安遷都後はこの制度も廃止せられ、遂に150年を経て、清和天皇の御世、貞観2年2月1日現在の地に奉遷せられ、左右二神を増して三座とせられた。以来、現在の春日大社の別宮に属し式年に営繕費、年中の祭礼等は、興福寺、春日社の朱印高二万石の内と社頭所禄三方楽所料二千石の一部によって行われたが、明治維新後はこの制度も廃せられ、専ら氏子と冷凍氷業界の奉賛によって維持せられて今日に及んでいる。また、本殿東側には末社として、南都舞楽の楽祖なる狛光高公を祀った舞光社がある。-『神社公式サイト』より-
境内・社叢
鳥居 鳥居扁額
手水舎 樹齢400年の枝垂れ桜
毎年、奈良で一番に花を開き、それを合図に奈良中の桜が咲き始めるといわれる、奈良の春の使者です。
狛犬
本殿瑞垣 本殿
本殿右手境内社 舞光社 境内右手境内社 祓戸社(住吉社)
地名・地誌
春日野
地 図
交通アクセス・周辺情報
JR奈良駅・近鉄奈良駅から奈良交通の市内循環バス約5~10分、氷室神社・国立博物館前にて下車すぐ
駐車場
乗用車のみ24台駐車可能
◎駐車料金 1時間500円 上限2000円
ホームページ
参 考
『神社公式サイト』
0件のコメント