二十二社(上七社)・名神大 春日大社

投稿者: kojiyama 投稿日:

概 要

社 号 大和国添上郡 春日祭神四座 並名神大 月次新嘗
読み: 古 カスカノ、現 かすが
所在地 奈良県奈良市春日野町160
旧地名 大和国添上郡
御祭神
主祭神は以下の4柱。総称して春日神と呼ばれ、藤原氏の氏神である。
第一殿 武甕槌命 (たけみかづちのみこと・藤原氏守護神)
第二殿 経津主命 (ふつぬしのみこと・同上)
第三殿 天児屋根命 (あめのこやねのみこと・藤原氏の祖神)
第四殿 比売神 ((かすが)ひめおおかみ・天児屋根命の妻)
例祭日 3月13日 春日祭

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
畿内:658座(大231座・小427座)
大和国:286座 大128座(並月次新嘗・就中31座預相嘗祭)・小158座(並官幣)
添上郡(そえがみ):37座(大9座・小28座)
式内社(名神大)

中世社格制度 二十二社・勅祭社
近代社格制度 官幣大社
社格制度廃止後(現在) 別表神社

創建   神護景雲2年(768)11月9日
本殿様式 春日造
御神紋  下がり藤

境内摂社(祭神)

摂社末社(一部)
若宮神社「天押雲根命」
本宮神社「武甕槌命」 式内社 大和日向神社 三笠山山頂禁足地
〃遙拝所 (大社回廊東南横)
榎本神社「猿田彦大神」 式内社 春日神社
水谷神社「素戔嗚命」
紀伊神社「五十猛命、大屋津姫命、抓津姫命」
浮雲神社「天兒屋根命」 兵主神社「大己貴命、奇稻田姫命」
南宮神社「金山彦神」
鳴雷神社「天水分神」
浮雲神社天兒屋根命

文化財

国宝
建造物 本社 本殿 4棟
美術工芸品
金地螺鈿毛抜形太刀
沃懸地(いかけじ)獅子文毛抜形太刀 中身無銘
沃懸地酢漿平文(いかけじかたばみひょうもん)兵庫鎖太刀 中身無銘
沃懸地酢漿紋兵庫鎖太刀 中身無銘
金装花押散兵庫鎖太刀 中身無銘
菱作打刀 中身無銘(附 杉箱)
赤糸威鎧 兜、大袖付(梅鶯金物)
赤糸威鎧 兜、大袖付(竹虎雀金物)
黒韋威矢筈札胴丸(くろかわおどしやはずざねどうまる) 兜、大袖付(2013年3月修復[1])
籠手
本宮御料古神宝類
若宮御料古神宝類

国指定史跡 「春日大社境内」
国指定重要文化財 中門・御廊

特別天然記念物 春日山原始林

一口メモ

全国に約1000社ある春日神社の総本社。武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使とする。ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の1つとして登録されている。奈良に修学旅行で訪れる際には東大寺と並び、鹿で有名な奈良公園の春日大社は定番で訪れた人も多い神社です。

10年ほど以前に参拝したが、その時は団体だったので写真もあまり撮れていなかったので改めて参拝。 「神拝所」(「幣殿・舞殿」)の奥に朱塗りで荘重な造りの「中門」(左の写真)と中門を挟んで左右に「御廊」が伸びているのが見えるが、「中門」の前まで行って本殿を参拝するためには社頭特別参拝料金を支払わなければならない。「中門」の奥に四棟の「本殿」が建てられているが、「中門、御廊」の外からは僅かに千木が見える(写真で御廊の奥、右端に見える)程度であり、本殿全体を見ることはできない。

また、南に広がる境内をできるだけ奥まで回ったつもりだが、本殿西側の境内社などは、全部回り切れていない。

歴史・由緒等

春日造の本殿が四殿並んで建っており、第一殿に武甕槌命、第二殿に経津主命、第三殿に天児屋根命、第四殿に比売神が祀られている。拝殿はなく、一般の参拝者は幣殿の前にて、初穂料を納めて特別拝観を申し込んだ場合は本殿前の中門から参拝することになる。

春日大社は、今からおよそ1300年前、奈良に都ができた頃、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って、遠く鹿島神宮から武甕槌命(タケミカツチノミコト)様を神山御蓋山(ミカサヤマ)山頂浮雲峰(ウキグモノミネ)にお迎えした。やがて天平の文化華やかなる神護景雲2年(768年)11月9日、称徳天皇の勅命により左大臣藤原永手によって、中腹となる今の地に壮麗な社殿を造営して香取神宮から経津主命様、また枚岡神社()から天児屋根命様・比売神様の尊い神々様をお招きし、あわせてお祀り申しあげたのが当社の始まりです。

御祭神である武甕槌命様・経津主命様は、日本の国を秩序ある国にするためにあらゆる神々と交渉され、平和裡に治められた功績ある神様であります。また天児屋根命様は神事と政治を守り導かれる神様として、比売神様は天照大御神様だとも天児屋根命様の妃神とも伝えられています。平和と愛の尊い神様であり、それぞれの霊験を仰ぎ御加護を頂いてまいりました。この四柱の神々様は、それぞれ端正な春日造の御本殿(国宝)に鎮座されており、最も尊崇すべき神々として春日皇大神と申しあげ、また、春日四所明神、春日大明神と申しあげてまいりました。

御創建以来当社は、千古の森の中に朱の柱、白い壁、そして自然の檜皮屋根の本殿・社殿が往古と変わらぬ壮麗で瑞々しいお姿で鎮まっておられます。これは、20年毎に斎行される式年造替という制度により、社殿の御修繕、御調度の新調、祭儀の厳修により日本人の命が連綿と受け継がれてきたからです。これにより、清々しくも尊厳ある気が境内に満ち、神様の広大無辺なるお力や有り難さがしみじみと感じられる名社として今日に至っています。また、全国3000に及ぶ春日の御分社、奉納された3000基の燈籠は、その厚い信仰の広がりを示しています。

そして今日も昔と変わらず、毎朝毎夕の神事の御奉仕を始め、年間1000回に及ぶお祭りが行われ、日本の国はもとより、世界の平和、万民の幸福、そして共存共栄が祈り続けられています。

平成10年12月には、春日大社や春日山原始林を含む「古都奈良の文化財」がユネスコの世界遺産に登録されました。

『神社公式サイト』

 

境内・社叢

  
一の鳥居                 二の鳥居

「一の鳥居」は重要文化財。春日鳥居と呼ばれ、日本三大木造鳥居の一つ。
残りの二つは、安芸の厳島神社、敦賀の気比神宮のもの。

  
ニの鳥居脇狛犬

  
石灯籠                  南門


神拝所(「幣殿・舞殿」)

  
南門を入り西回廊に向かう手前にある「砂ずりの藤」。花の見頃は4月下旬~5月中旬。5月11日はちょうど満開のよい時期だった。下がり藤が春日大社の御神紋である。

  
中門(重文)

  

  
祓戸神社 祭神:瀬織津姫         慶雲殿

二之鳥居横に所在。参拝者はここでまず身を清めてから参拝するのが習わしとなっている。『南安曇郡誌』の記述などから、本殿第四殿に祀られている比売神とは、もともとは瀬織津姫のことであったとする説もある。


本宮神社遥拝所 御蓋山山頂に祀られた本宮神社の遥拝所

  
右:拝舎・神楽殿 左:摂社若宮神社

若宮十五社

「若宮15社めぐり」

『神社公式サイト』によると、当社のご神域には、ご本社にお鎮まりになる4柱の神様のほか、霊験あらたかな神様が摂社・末社として合わせて61社お祀りされています。その中でも、とりわけ境内南側には若宮様がご鎮座され、その周辺は昔、参詣に訪れた人々が様々な思いを胸に、神めぐりをした場所として伝えられております。
この辺りは、人が生涯を送る間に遭遇する様々な難所をお守りくださる神々が、若宮様を中心にお鎮まりになられております。
一番奥の紀伊神社まで15社。
古く平安時代に出雲大社のご神霊をお迎えして2体のご神像を彫刻したことに始まる日本で唯一ご夫婦の大国様をお祀りした夫婦大国社や各お社には、それぞれにご由緒があり、素晴らしいご神徳を拝することができる。

春日大社本殿のすぐ南から
第2番納札社:三輪(みわ)神社 御祭神: 少彦名命(すくなひこなのみこと)
第3番納札社:兵主(ひょうす)神社 御祭神:大巳貫命(おおなむちのみこと)
第4番納札社:南宮(なんぐう)神社 御祭神: 金山彦神(かなやまひこのかみ)
第1番納札社:若宮(わかみや)神社 御祭神:天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)

  
第5番納札社:広瀬(ひろせ)神社       第6番納札社:葛城(かつらぎ)神社
御祭神:倉稲魂神(くらいなたまのかみ)    御祭神:一言主神(ひとことぬしのかみ)

  
第7番納札社:三十八所(さんじゅうはっしょ)神社  第8番納札社:佐良気(さらけ)神社

御祭神:蛭子(ひるこのかみ)神(えびす神)   御祭神:伊弉諾尊(いざなぎのみこと)・伊弉冊尊(いざなみのみこと)・神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)

第9番納札所:春日明神(かすがみょうじん)遥拝所

御祭神:春日皇大神(かすがすめおおかみ

  
10番納札社:宗像(むなかた)神社       第11番納札社:紀伊(きい)神社

御祭神:市杵島姫命(いちきしまひめみこと)  御祭神:五十猛命(いたけるのみこと)・大屋津姫命(おおやつひめのみこと)・抓津姫命(つまつひめのみこと)


第12番納札所:伊勢神宮(いせじんぐう)遥拝所

御祭神:天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおかみ)(内宮)・豊受大御神(とようけのおおみかみ)(外宮)
第13番納札所:元春日 枚岡神社(ひらおかじんじゃ)遥拝所

御祭神:天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)


第14番納札社:金龍(きんりゅう)神社 御祭神:金龍大神(きんりゅうおおかみ)

第15番納札社:夫婦大国社(めおとだいこくしゃ)

御祭神:大国主命(おおくにぬしのみこと)・須勢理姫命( すせりひめのみこと)

春日大社には61社の摂社、末社があるといわれているが、それらの中で最も規模が大きく著名なのは「若宮神社」。御本殿とほぼ同じ造りで、御本殿よりも詳細に御殿をお伺いすることができる。若宮神社の手前にある石畳を敷いた建物は拝舎(はいのや)といい、祭典の際、ここに神職が座ります。その背後にある横長の建物は、北(向かって右)より3間を細殿(ほそどの)、次の1間を御廊、南側6間を神楽殿(かぐらでん)といい、3つの建物が1棟に合わさっている。また、若宮神社は神奈備山を背にしていることから「パワースポット」としてお参りされる方も増えているそうだ。


若宮神社境内に積まれた神石

地名・地誌

地 図

交通アクセス・周辺情報

JR奈良駅、近鉄奈良駅から奈良交通バスで春日大社本殿行「春日大社本殿」下車すぐ
または市内循環・外回り循環「春日大社表参道」下車、徒歩約10分
本来は一の鳥居から広い参道を進むのが正しいが、県庁東交差点を一の鳥居の北に境内に沿って大仏殿前、さらに奥へ進むと二の鳥居そばまで行ける100台駐車可能な有料駐車場(1000円)あり。

参 考


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