洛南・伏見 京都市 旧府社・県社 京都(山城国)

府社 御香宮神社(式内 御諸神社)

概 要

社号 御香宮神社
読み:ごこうのみや・ごこうぐう
通称:御香宮、御幸宮
初めは「御諸神社」と称した
延喜式神名帳 式内社 山城国紀伊郡 御諸神社
読み:ミモロ
伏見稲荷大社 合祀 御諸神社・飛鳥田神社
所在地 京都市伏見区御香宮門前町174
旧地名 山城国紀伊郡伏見
御祭神
主祭神 神功皇后
配祀  夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神
例祭日 4月17日・10月9日
御利益
安産 子育て 開運厄除

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
畿内:658座(大231座・小427座)
山城国 式内社122座 大53座(並月次新嘗・就中11座預相嘗祭)・小69座(並官幣)
紀伊郡[キ]:8座 大3座・小5座
式内社

中世社格制度 旧府社

創建     年代不詳 貞観4年(862年)に社殿を修造した記録があるのでそれ以前であることは確かである
本殿様式   五間社流造

境内摂社(祭神)

本殿右手
豊国社・太神宮
末社 八幡社・恵美須社・八坂社・住吉社
〃  春日社・天満社・熊野三山社

本殿左手
東照宮・松尾社・弁天社・稲荷社

表門右手 桃山天満宮
末社 大杉社

その他
絵馬堂・御香水・能舞台・神輿蔵・祓所

文化財

国指定重要文化財
本殿 徳川家康の命令で建立 平成2年(1990年)の修理で、極彩色の彫刻が復元された。
表門(旧伏見城大手門) 元和8年(1622年)徳川頼房の寄進によって建立。中国の二十四孝の蟇股がある。
金熨斗付太刀(きんのしつきたち) 備前長光が作ったとされる。

その他
拝殿 京都府指定有形文化財。寛永2年(1625年)、徳川頼宣の寄進によって建立による割拝殿の構造となっている建物。中国の登龍門の故事に基づいた極彩色彫刻が唐破風元にある。
算額 文久3年(1863年) 西岡天極斎奉納 。絵馬堂に掲額。
算額 天和3年(1683年) 山本宗信奉納(復元)、 絵馬堂に掲額。八坂神社に答えの算額がある。

一口メモ

伏見は稲荷神社に数回参拝し、藤森神社、寺田屋、月桂冠(大倉記念館含む)は2度と、度々訪れているが、当社は一度は参拝したいと願っていて初めて参拝できた。国道24号線(竹田街道)の西に面して大鳥居は商店街から国道24号線へ西向きに建っている。

歴史・由緒等

日本第一安産守護之大神として広く崇められている神功皇后を主祭神として、仲哀天皇、応神天皇他六柱の神をまつる。 初めは「御諸神社」と称したが、平安時代貞観四年(862)九月九日に、この境内から「香」の良い水が湧き出たので、清和天皇よりその奇瑞によって「御香宮」の名を賜った。 豊臣秀吉は天正一八年(1590)願文と太刀(重要文化財)を献じてその成功を祈り、やがて伏見築城に際して、城中に鬼門除けの神として勧請し、社領三百石を献じた。 その後、徳川家康は慶長十年(1605)に、元の地に本殿を造営し社領三百石を献じた。 慶応四年(1868)正月、伏見鳥羽の戦いには、伏見奉行所に幕軍が據り、当社は官軍(薩摩藩)の屯所となったが、幸にして戦火は免れた。 10月1日から9日までの神幸祭は(年によって日がかわります)伏見九郷の総鎮守の祭礼とされ、古来「伏見祭」と称せられ、今も洛南随一の大祭として聞こえている。

「京都府神社庁」

創建の由緒は不詳であるが、貞観4年(862年)に社殿を修造した記録がある。伝承によるとこの年、境内より良い香りの水が湧き出し、その水を飲むと病が治ったので、時の清和天皇から「御香宮」の名を賜ったという。実際には菟芸泥赴によると、「筑前国糟谷郡の香椎御宮から神功皇后を勧請し皇后御廟香椎宮を略し、御香の宮と申す「とあり筑紫の香椎宮をこの地に分霊し勧請した説の方が有力であるが神社側は説の一つにに過ぎないとして否定している。この湧き出た水は「御香水」として名水百選に選定されている。ボトルを持参して取水する地元民も多い。。全国にある「香」の名前のつく神社は、古来、筑紫の香椎宮との関連性が強く神功皇后を祭神とする当社は最も顕著な例である。
豊臣秀吉は、伏見城築城の際に当社を城内に移し、鬼門の守護神とした(現在でも古御香宮として残っており、また伏見宮貞成親王に関係が深かったこともあり、境内は陵墓参考地として指定されている)。
後に徳川家康によって元の位置に戻され、本殿が造営された。表門は伏見城の大手門を移築したものとされている。

平安期、境内から病気に効く香水がわき出たので清和天皇からこの名を賜ったという。桃山期の特色ある建築物のうち表門や極彩色彫刻の本殿は重文。神功皇后ほかを祀り、豊臣秀吉は伏見城の守り神とした。書院の庭は、小堀遠州ゆかりの石庭。鳥羽伏見の戦いでは薩軍の屯所に。10月上旬の9日間におこなわれる神幸祭は「伏見祭」といわれ伏見随一の祭。獅子一対・神輿3基、武者行列のほか、多数の氏子が出仕しての行列がある。1日目、8日目夕方から趣向をこらした大小の花傘が氏子各町から「アラウンヨイヨイ…」のかけ声で参加し、夜遅くまでにぎわう。
建立:現在の本殿の建立 1605(慶長10)年
環境省名水百選認定 「伏見の御香水」

-『京都観光Navi』-

境内・社叢


大鳥居

  
表門(旧伏見城大手門)(『神社公式サイト』より) 手水舎

   
参道石灯籠             九社殿と銅灯籠

  
拝殿                唐破風元にある極彩色彫刻


拝殿内から本殿

  
本殿                   《本殿右》

  
御香水井戸                末社 八幡社・恵美須社・八坂社・住吉社

  
豊国社                  太神宮

  
太神宮本殿                末社 春日社・天満社・熊野三山社

《本殿左》

  
東照宮

  
松尾社

  
弁天社

  
稲荷社                  神馬舎

  
絵馬堂                  表門右手 桃山天満宮

他にも末社があったかもしれないが目に止まった社のみ

地名・地誌

伏見(ふしみ)

鳥羽・伏見の戦い

3日夕方には、城南宮の南、下鳥羽や小枝橋付近で街道を封鎖する薩摩藩兵と大目付の滝川具挙の問答から軍事的衝突が起こり、鳥羽方面での銃声が聞こえると伏見(御香宮)でも衝突、戦端が開かれた。

地 図

京都市伏見区御香宮門前町174

交通アクセス・周辺情報

公共
近鉄桃山御陵前駅、京阪伏見桃山駅、JR奈良線桃山駅より
いずれも徒歩5分以内
京都市営バス御香宮前 バス停


国道24号線
境内に参拝者専用駐車場あり。30分まで無料

ホームページ

『神社公式サイト』

参 考

「京都十六社 朱印めぐり」 http://www.kyoto-16sha.jp/j_hokoku.html
「京都観光NAVI」 http://kanko.city.kyoto.lg.jp/

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