社殿では、奈良時代の創建と伝えられています。
境内には鎌倉時代の石灯籠が残され、歴史のある神社として知られています。
江戸時代には、福知山藩の鎮守として栄えた神社です。
社殿は、享保3年(1718)に建築された、一間社流造、檜皮葺の大型のもので、大工棟梁は藩の御大工が務めています。
装飾に桃山時代風の意匠がみられ、福知山を代表する神社建築として、境内の脇社も含め京都府の登録文化財となっています。
境内には、福知山藩の藩
主が能楽を楽しんだ能舞台が移築されています。
また、境内の鎮守の森は、幹周2m前後のケヤキが数多く見られ、サカキ・カシ・クス等の照葉樹林にモチ・イチョウが混成して境内を取り囲み、南側に
スギ・ヒノキの針葉樹が植樹されています。
そして樹林の足下には、ササ・ベニシダ・フユイチゴ等が密生するなど、豊かな森林となっており、環境保全地区に指定されています。
-「福知山市」-