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社 号 小槻神社
読み おつきじんじゃ
別 名 江戸時代は「池宮」
小槻大社が小杖宮とも称するのに対して、池宮と呼んでいる。
式内社 近江国栗太郡 小槻神社
所在地 滋賀県草津市青地町873
御祭神 於知別命 天児屋根命
御神紋 下り藤
例祭日 5月 1日
古代社格制度『延喜式神名帳』
東山道 式内社382座 大42(うち預月次新嘗5) 小340
近江国 155座 大 13座 小 142座
栗太郡 8座 大2座 小6座
近代社格制度 旧郷社
創建 年代不詳 天徳4年(960)志津池のほとりに遷座
本殿様式 三間社流造
恵比須社 熊野社 日吉社 貴布袮社 龍王社 八幡社 野上社
(境外) 八幡宮神社 若宮神社 神明神社
式内小槻神社の論社は2社あり。
小槻大社 於知別命 (配祀)大己貴命 滋賀県栗東市下戸山1200
直線距離で1.5kmなので近い。どちらも古社で式内社となっているので、栗東市下戸山が上社で当社が下社のようにも考えられる。(参拝中に長年愛用の安いデジカメを置いたところ、下に落としてズームレンズが壊れてしまった。帰宅後、SDカードの保存とカメラ店に見てもらったところ、案の定買い換えた方が安いとのこと。このあとはスマホ撮影に。デジカメのシャッターは硬いのでブレやすいが、スマホは画面タッチなので軽い点はブレが生じないから、デジカメはもういいかも)
創祀年代不詳であるが、延喜式神明帳に載る栗太郡八座の一つである。
祭神於知別命(垂仁天皇の皇子)は近くに鎮る式内社小槻大社の祭神と同一であり、この地方に勢力のあった名族小槻山君が祖神として祀ったのが創祀といわれている。
天徳三年志津池のほとりに遷座されてから池宮と称し、天正九年宗源宣旨に正一位池宮大明神の号証を残した。このことから水神としての信仰もたかまり、伝来の竜王像を安置して歳干せば神池に浸し、喜雨を得て近邑の人々大いに尊崇した。
天児屋根命は中世合祀されたものである。又中世社地に接して館を設けていた近江国守護職佐々木氏の一族青地頼定は、貞治三年願主となって神輿を奉献し、以来例祭には城中に神輿を迎えて礼を尽くした。また幾度か社殿の修造寄進を重ねた。
当社境内並にその付近には古墳が群集しており、これは小槻氏と関係あるものとされ、この地方に小槻氏族が如何に繁栄していたかを物語るものである。
明治九年村社に列格、同十四年大造営、同十六年郷社に昇格した。
『滋賀県神社庁』
鳥居 社号標
手水舎 拝殿(書道教室開催中のような)
狛犬
社殿 龍王池 龍王社
本殿玉垣左右に恵比須社・熊野社・日吉社 右 貴布祢社
遥拝所 参道 野上社・八幡社
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