劔神社(式内 能利刀神社)
概 要
現社号 劔神社(剣)
読み:つるぎ
延喜式神名帳 式内社 出雲国意宇郡 能利刀神社
読み: ノリト
熊野大社摂社伊邪那美神社に合祀
所在地 松江市八雲町日吉10
旧地名 出雲国意宇郡
御祭神 伊弉册命(いざなみのみこと) 大山祇命(おおやまつみのみこと) 中山祇命(なかやまつみのみこと) 麓山祇命(はやまつみのみこと) 正勝山祇命(まさかやまつみのみこと) 籬山祇命(ひなやまつみのみこと)
例祭日 10月12日
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)論社
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
出雲国 187座(大2座・小185座)
意宇郡(オウ):48座(大1・小47)
『出雲国風土記』旧村誌等によれば風土記意宇郡の「詔門社」
近代社格制度
創建 年代不詳
本殿様式 大社造変態
境内摂末社(祭神)
日吉神社
一口メモ
出雲国庁跡のすぐ山を隔てた南の意宇川沿いにぽつんとある剣山。比婆山は安来市伯太町の比婆山、広島県庄原市の比婆山が知られるが、他にも数カ所あり、この地にもイザナミ御神陵とされる古墳がある。県道の前を通り過ぎたかも知れないがわからなかった。
歴史・由緒等
神話に女神イザナミノミコトを失った男神イザナギノミコトは、亡くなった女神をあきらめきれず黄泉の国まで行ったが、そのみにくい姿を見て逃げ帰る道中、黄泉の国の軍勢に追われた男神イザナギノミコトは剣を抜き打ち振って、この地まで逃れたという言い伝えがあります。
鳥居から百五十段の石段を上がるとイザナミノミコトと他五柱神(大山祇命・中山祇命・麓山祇命・正勝山祇命・籠山祇命)を祀った神殿があり、神殿屋根にある千木先端の切り方が前後、異なる形のたいへん珍しい社です。(男神は先端が天に向かい、女神は先端が大地と平行になっています。この神殿の千木については、前は男神、後ろは女神のものになっています。)また、日本書紀の完成に協力した舎人親王(トネリシンノウ)を祀る藤森神社も境内にあり学問の神様として地元に親しまれています。「社頭掲示板」
境内・社叢
神社のある剣山 社号案内板
鳥居 首がない狛犬
参道石段は数百段ある 石段が終わりに近づくが境内はまったく見えない
境内下 境内社 日吉神社
祭神:大己貴命
剣社境内に下の壇に木造社一宇。日吉神社とされる。もとは字日吉、字大草の境山王山に鎮座しており、雲陽誌には山王社と記される。当地が日吉神社の荘園に含まれるにいたって、本宮より勧請されたものと考えられる。明治四十四年、旧社地より現在地に遷座される。
境内狛犬
手水鉢
拝殿
本殿 本殿奥境内社
地名・地誌
地 図
交通アクセス
周辺情報
参 考
「延喜式神社の調査」さん、他
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