式内 伊曽布神社
概 要
社 号 式内社 但馬国七美郡 伊曾布(いそふ)神社
読み:古 イソフ 現 いそう
所在地 兵庫県美方郡香美町村岡区味取字神町880-2
旧地名 但馬国七美郡射添(イゾウ)郷倭文(シドリ)村
御祭神 保食神(ウケモチ)
『国司文書 但馬神社系譜伝』 伊佐布魂命
例祭日 10月1日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
但馬国(タヂマ・たじま):131座(大18座・小113座)
七美郡(しつみ):10座(並小)
式内社
近代社格制度 旧村社
創建 神武天皇の御世(『国司文書 但馬神社系譜伝』)
本殿様式 一間社入母屋造ヵ、向拝一間、軒唐破風付、柿葺(19世紀中期)
境内摂社(祭神)
一口メモ
味取と書いてみどりと読む。国道9号を香住方面へ入って数キロ走ると味取地区の観光案内板がある。そこから県道を数m右。
県道そばに急な石段がそびえる。あとで分かったことだが、県道をはさんで反対側の小学校横に古い参道が旧道から続いている。新県道が参道をまたぐことになり、このようなコンクリート壁に囲まれた石段に変更されたようである。
歴史・由緒等
由 緒
創立は不詳であるが、貞観2年(860)勧請と伝え延喜式内小社に列し、射添庄の一宮であった。旧称を来庫大明神と称した。江戸時代山名藩主の崇敬も篤かった。
明治6年(1873)村社に列し昭和21年(1946)宗教法人届出をなし、今日に至る。
-「兵庫県神社庁」-
『国司文書 但馬神社系譜伝』
人皇一代神武天皇の御世、伊佐布魂命は、伊曽布県に鎮座し、倭機を始む。倭文連の祖なり。
境内・社叢
参道は集落から県道を挟んで小学校横を通ると鳥居が立つ。
県道バイパスで反対側に面した石段
境内 手水舎とさらに石段上に社殿
本殿 本殿と覆屋
地名・地誌
射添(イソウ)
『国司文書 但馬郷名記抄』
七美郡伊佐布郷(今は射添郷と書す)
伊佐布郷は伊佐布魂命垂跡の地なり。御子孫世々機織に従事す。
和機村
和機部在住の地なり。故に和機神社あり。天稚日霊女命を祀る。
長糸村・高厳原(タカイズハラ)・倭文村・栲機原(今の原)・山機村(省略)
栲…ゴウ、コウ、たえ、ぬるで
地 図
交通アクセス・周辺情報
但馬大仏 村岡区川会 矢田川と湯舟川合流地点
国道9号線に戻る途中に但馬大仏(長楽寺)が見える国道9号バイパスから登る新しい道と県道(旧国道)からの道がある。頂上で橋が架かりつながっている。完成した当初に訪れたことがある。
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