式内 伊豆志弥神社
概 要
社号 式内社 丹後国熊野郡 伊豆志弥神社(伊豆志彌神社 )
読み:古 イツシミ、現 いずしや
江戸時代は「筥森大明神」「宮森大明神」と称していた
所在地 京都府京丹後市久美浜町大字出角字宮ノ谷718
旧地名 丹後国熊野郡川上村
御祭神 出石心大臣命(いずしこころのおおおみのみこと)
例祭日 4月15日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
丹後国(タンゴ):65座(大7座・小58座)
熊野郡(クマノ):11座(並小)
式内社
近代社格制度 旧村社
創建 垂仁天皇の朝丹波道主勸請
本殿様式 切妻造屋根銅板葺
境内摂社(祭神)
一祠(厳島・稲荷・八坂・天満)
一口メモ
海部郷社三嶋田神社から市場を通り、低い峠を越えると出角。または国道からは312号線を南東へ4Kmほど進み、橋爪付近から南下。川沿いに703号線を南下すると出角の集落がある。集落奥に鎮座。出角は何と読むんだろうと調べると「いずすみ」と読むそうだ。古くは伊豆志弥村と書いたようである。
祭神が{出石心大臣命|いずしこころのおおおみのみこと}とあるので但馬・出石と関係があるのだろうかと気になる神社であった。海部郷で祭神からも籠神社奥宮真名井神社と同じ系統。但馬の出石との関連性は全く見当たらない。
歴史・由緒等
当社は、元筥(箱)森大明神と唱え、延喜式内社である。
創立年代不詳なれど、丹後旧事記等には丹後之河上麻須の創建と伝える。
大正9年神饌幣帛科供進神社の指定を受ける。
「全国神社祭祀祭礼総合調査」 神社本庁 平成7年
『丹後舊事記』(ー旧事記)に、 「伊豆志弥邑 祭神 豊宇賀能咋命 垂仁天皇の朝、川上摩須郎勧請」とある。筥森大明神の箱森とは祭神と関係なさそうなので神社の小字をさすのだろうか? 今の祭神 出石心大臣命から、一説には但馬の出石との関係を示唆する説もあるが、当初の祭神は丹後で最も祀られる豊宇賀能咋命(豊受大神)。祭神は物部氏三世孫の出石心大臣命。
境内・社叢
鳥居 境内・社殿
拝殿 拝殿・本殿
境内社
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