式内 敏馬神社
概 要
社 号 式内 敏馬神社
読 み みぬめじんじゃ
通 称
旧字は汶売神社
江戸時代までは「牛頭天皇」と称していた
所在地 神戸市灘区岩屋中町4-1-8
御祭神 主祭神
配祀神 天照皇大神 熊野坐神
本来の祭神はミヌメ神(美奴売神・敏馬神)であった。ミヌメ神はその神名から水神の弥都波能売神と同神とみられ、現在では境内社の水神社に弥都波能売神が祀られている。
御神紋
例祭日 10月体育の日前日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』
畿内:658座(大231座・小427座)
摂津国:式内社75座(大26座(並月次新嘗・就中15座相嘗祭)・小49座(並官幣))
八部郡 3座(大2座・小1座)
近代社格制度 旧県社
創建 神功皇后元年
本殿様式 流造銅板葺
境内摂末社(祭神)
水神社・后の宮・松尾神社・稲荷神社
一口メモ
国道43号線沿い。鳥居をくぐると境内に参拝者用駐車場がある。
歴史・由緒等
『摂津風土記』逸文に、「美奴売とは神の名なり。神功皇后が新羅へ出兵の時、神前松原で神集いをされた。その時、能勢の美奴売山の神様が参られ、『吾が山の杉の木で船を造りて行かれるならば幸いあり』と御教示され、大勝利を収められた。帰還の節、この地で船が動かなくなり、再び占い問うと、『神の御心なり』と御教示された。故に、美奴売の神様をこの地にお祀りし船も献上した」と記される。神功皇后摂政元年(201)の創建。
社殿は、かつて「敏馬の崎」と呼ばれた高台にあり、東側は大和時代頃より「敏馬の泊」という神戸最初の港で、遣隋唐使も立ち寄ったという。『万葉集』には「敏馬」を詠んだ和歌が九首。境内には柿本人麿・田辺福麿の歌碑があり、万葉ゆかりの神社としても有名である。
古来より公家諸大名庶民の信仰篤く、多数の奉納品が現存するが、特に江戸時代の「樽廻船絵馬」は美術的価値の高いもので、神戸市指定有形民俗文化財。
寛政年間建立の本殿は昭和20年(1945)戦災で焼失、同27年(1952)改築された社殿は、阪神淡路大震災で倒壊したが、復元修復をなした。
「兵庫県神社庁」
境内・社叢
鳥居 鳥居扁額
社号標
狛犬
拝殿(撮影できていなかったので兵庫県神社庁から借りています) 本殿
境内社 水神社 后の宮
奥の宮 稲荷神社
松尾神社
地名・地誌
弥生時代の高地性集落
地 図
交通アクセス・周辺情報
◆阪神電鉄「岩屋駅」から南へ100m徒歩5分
◆JR「灘駅」から南へ300m徒歩10分
交通・車 国道2号線沿い。阪神高速「摩耶IC」の西200m
駐車場 あり(5台)
ホームページ なし
0件のコメント