式内大 櫛玉命神社
概 要
社 号 式内 櫛玉命神社
読み:くしたまのみことじんじゃ
延喜式神名帳 式内社 大和国高市郡 櫛玉命神社 四座(並大 月次/新嘗)
読み:古 クシタマノ、
江戸時代は「八幡宮」
所在地 奈良県高市郡明日香村真弓51
旧地名 大和国高市郡
御祭神 櫛玉命(くしたま のみこと) 櫛玉姫命したまひめ のみこと) 天明玉命(あめのあかるたま のみこと) 豊玉命(とよたま のみこと)
祭礼 10月9日 例祭
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
畿内:658座(大231座・小427座)
大和国:286座
大128座(並月次新嘗・就中31座預相嘗祭)・小158座(並官幣)
高市郡(タケチ):54座(大33座・小21座)
式内社(並大 月次/新嘗)
近代社格制度 旧村社
創建 年代不詳
本殿様式 春日造 彩色銅葺
境内摂末社(祭神)
若宮社・八坂神社
一口メモ
国道169号線を南へ進む。近鉄吉野線の踏切を渡ると真弓集落はそこだが、神社への行き方がわからない。小高い丘にあるようだが、鬱蒼とした杜には社叢らしき鳥居や建物が見えない。車で入れる道がないので踏切手前まで反対側に回ったり、農家の作業場の空き地に止めると参道らしき細道発見。
延喜式神名帳に記載された神社を、延喜式内社といい、略して式内社、式社というが、名神祭*1 が行われる神社は大社で、名神大社、略して名神大という。その他の一般的な式内社は、式内小社と呼ばれるが、名神大以外小社なので、あえて表記しないが、大和国の式内社には、式内大社という格式がある。名神祭は行われないが月次新嘗祭を行われる式内社。式内大社は大和国の他に山城国・摂津国など朝廷が置かれていた旧国のみ。
*1 名神祭(みょうじんさい)は国家的事変が起こり、またはその発生が予想される際に、その解決を祈願するための臨時の国家祭祀。
歴史・由緒等
-『神社公式サイト』より-玉作連が祖神を祀った。櫛玉は奇霊の意味という。
仲哀天皇の代に櫛玉彦命の後裔に当る荒木命に、祖先の勲功によつて巨勢の地を贈られ、よつて祖神をまつる爲にこの地に神殿を造つたとする。
室町時代には祭神に変更なく、社名も玉造神社と称していた。
江戸時代初期の頃からか、八幡宮と称し、祭神も八幡になった。
明治に至つてこれが故実にもとる事であるとし、これを古に復した。
「延喜式神社の調査」さん
境内・社叢
社叢 社頭
鳥居 社号標
手水舎(境内右手) 社殿
狛犬
拝殿 本殿
境内社八坂神社(境内左手) 本殿左境内社 若宮社
本殿の前には拝殿がないが、向かい側に祭典場らしき建物がある。村の祭祀の際には引き戸を外せば拝所になるのであろう。
地名・地誌
地 図
交通アクセス・周辺情報
参 考
「延喜式神社の調査」さん、他
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