玉良木神社(式内 多摩良木神社(多麻良岐)神社)

投稿者: kojiyama 投稿日:

概 要

社号 玉良木神社
多摩良木神社 (式内社 但馬国気多郡 多麻良岐神社)
読み: 古 タマラキ 現 たまらぎ
所在地 兵庫県豊岡市日高町猪爪字玉谷367
旧地名 但馬国気多郡狭沼郷猪爪村
御祭神
主祭神 彦火火出見命(ヒコホホデミ)

配祀神 多遅摩比那良岐(タヂマヒナラキ)

『国司文書 但馬故事記』玉荒木神社(多麻良伎神社)
祭神 大荒木命(またの名 玉荒木命、建荒木命) 玉祖宿祢の祖

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
但馬国(タヂマ・たじま):131座(大18座・小113座)
気多郡(ケタ):21座(大4座・小17座)
式内社

『気多郡神社神名帳』記載三ニ社のひとつ

近代社格制度 旧村社
創建      年代不詳(『国司文書 但馬故事記』人皇26代武烈天皇三年(古墳時代))
本殿様式   流造柿葺

境内摂社(祭神)

一社

一口メモ

佐伎都比古阿流知命神社や須義神社、耳井神社同様にずいぶん高い場所に鎮座しているのが創建の古さを感じる。

歴史・由緒等

創立年月不詳
延喜式の制小社に列し天明4年(1784)本殿を再建す。
明治6年(1873)10月村社に列せらる。
「兵庫県神社庁」

『古事記』系譜に、天日槍の裔、多遅麻比那良伎を祭神とする。
しかし、
『国司文書 但馬故事記』に、
人皇26代武烈天皇の三年夏六月、玉祖宿祢は、その祖玉荒木命を伊爪丘に祀り、玉荒木神社と称えまつる。

『国司文書 但馬神社系譜伝』
大荒木命は、高皇産霊尊の13世孫、玉祖宿祢の祖なり。

境内・社叢

  
鳥居


境内

   
狛犬

  
本殿覆屋

  
拝殿にお面が。ご祭神は夫婦神       右手境内社

 地名・地誌

猪爪(いのつめ)

勾玉と猪爪字玉谷

但馬国府国分寺館前岡先生のまがたまについての資料には、「勾玉は古代のアクセサリーで、円筒形の管玉などと一緒に、ひもを通して首飾りにしていた。古代の人々は、勾玉には「特別な力」があると信じていたようで、魔除けやお守りとして身につけていた。
その材料は主に石で、ヒスイや碧玉(青緑色の石)、メノウ、滑石などいろいろ。日高町でも勾玉や管玉が見つかっている。十戸の小山古墳群で勾玉・ガラスの玉が、日置の法尺谷古墳群で勾玉と管玉が、また全国に玉造りゆかりの地名はたくさん残っているが、日高町猪爪にも、玉谷という地名と、玉良木神社が残っており、古くからこのあたりでは、水晶やメノウの原石がたくさん採れ、これを使って玉を作ったといわれている。」(抜粋)

地 図

兵庫県豊岡市日高町猪爪367

交通アクセス・周辺情報

参 考

『延喜式の調査』さん、他

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