式内 弥刀神社

投稿者: kojiyama 投稿日:

概 要

社号 式内 弥刀神社
式内社 丹後国與謝郡 彌刀神社
読 み: 古 イヤト、現 みと
所在地 京都府与謝郡与謝野町上山田1340
旧地名 丹後国與謝郡山田郷
御祭神 速秋津彦命(はやあきつひこ のみこと)
例祭日 4月24日

社格等

古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
丹後国(タンゴ):65座(大7座・小58座)
與謝郡(ヨサ):20座(大3座・小17座)

近代社格制度 旧村社

創建     不詳、貞觀9年(867)正五位下「三代実録」、宝永四年九月再建
本殿様式   入母屋造

境内摂末社(祭神)

一口メモ

国道312号の水戸谷(交差点)から北東へ150mほど。一つ目の道を山手へ登ると東西旧道の突き当りにある。東にある北近畿タンゴ鉄道野田川駅は、かつては丹後山田という駅名でここから加悦鉄道が加悦谷を走っていた。終点跡地は加悦鉄道公園になって車両や駅舎が保存されている。
加悦の細長い旧道沿いには古墳・神社が多く見どころがいっぱいある。

歴史・由緒等

社名は水の出入口、水門、或はミナトの美称とも意味が通じる。

弥刀(みと)神社(延喜式内社) 上山田小字館
祭神 速秋津日子命。
水戸を守る、水戸で祓除けをする。妹の速秋津姫と共に速力の早い瀬の間にあって、罪けがれを祓い清める神である。湊には多くこの神を祭る。水戸明神と呼ばれた記録がある。日本地理志料に「祀典所レ秩弥刀神社在二上山田村一称二水戸明社一云々」とあり、宝永四年九月再建したことも残っているが、現在の社殿は、明治二十五年建立のものである。大祭は旧九月六日、現在は四月二十五日。行事として往昔はささばやし、神楽、担い屋台などがあったが、現在では、太刀振りがあり、振子たちは精進潔斎を行ない身を清めるため、滝水にうたれて参加をした。また、江戸時代から弥刀神社講があり、現在までつづいている。明和七年からの講帳があって、月番により講の運営を行ない、その月の当番宅では会食がある。また、子供中の組織として、大仙導(おおせんど)、宮籠り、宮掃除などの行事があったが、現在はつづいていない。境内には、若官、稲荷など、また小字城山には城山稲荷の祠がある。
『野田川町誌』  http://www.geocities.jp/k_saito_site/doc/kamiyamada.html

境内・社叢

  
鳥居・社号標                    手水舎

  
拝殿                        拝殿(幣殿)


本殿

  
境内社

地名・地誌

「和名抄」與謝郡山田郷
明治22年~昭和30年 与謝郡山田村
昭和30年 与謝郡野田川町
平成18年 与謝郡与謝野町

地 図

京都府与謝郡与謝野町上山田1340

参 考

「神詣」さん、「丹後の地名地理・歴史資料集」さん、『延喜式の調査』さん

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