村社 熊野神社(朝来市山東町塩田)

投稿者: kojiyama 投稿日:

概 要

社 号 熊野神社
読 み くまのじんじゃ
所在地 兵庫県朝来市山東町塩田442
旧地名 但馬国朝来郡磯部郷鹽(臣は土)田村
御祭神 主祭神 伊弉諾命イザナギノミコト
配祀神 伊弉冊尊イザナミノミコト
例祭日 10月17日

社格等

近代社格制度 旧村社
創建   年代不詳
本殿様式

境内摂末社(祭神)

稲荷社、他2社

一口メモ

国道9号線で兵庫県と京都府の府県境、夜久野峠の西南。国道からJR山陰本線を渡り東南すぐ。

歴史・由緒等

創立年月不詳
寛永7年(1630)6月社殿を再建し、明治6年(1873)10月村社に列せらる。

「兵庫県神社庁」

人皇50代桓武天皇延暦19年(800) 荒島宿祢*1の玄孫、従八位上、荒島宿祢国守を以て、朝来大領に任じ、殿木連友身を以て、主政に任じ、塩田連早雄を以て、主帳と為す。
殿木連友身はその祖、殿諸足尼命を賀都邑に祀り、塩田連早雄はその祖武恵我前命を磯部邑に祀る。
殿諸足尼神社・仲臣神社これなり。

『国司文書 但馬故事記』

磯部郷の磯部村が今のどこなのか定かではないが、朝来市磯部コミュニティセンター、朝来警察署磯部駐在所が野間にある。『国司文書 但馬郷名記抄』に矢名師・塩淵が記されているので、磯部邑は野間もしくはその近辺であろう。しかし、野間の新宮神社は無格社であるので、仲臣神社は塩田の当社熊野神社ではないだろうか。

註 *1 荒島宿祢 朝来郡大領

律令制における職名のひとつ。大宝令によって定められた郡司における最高の地位。四等官の長官にあたる。終身官、。(ウィキペディア)

(初代大領) (2代)         (3代)     (4代)
荒島宿祢---荒島宿祢乙主(一に磯主)---荒島宿祢安樹---荒島宿祢国守
42代文武天皇4年 44代元正天皇霊亀2年  46代孝謙天皇天平勝宝8年 50代桓武天皇延暦19年
(700)        (716)       (756)           (800)

境内・社叢


社叢

  
鳥居                        手水

   
狛犬

  
境内・本殿                    左摂社・本殿


本殿覆屋

  
左手境内社                    左奥 稲荷社

地名・地誌

磯部郷
磯部郷は磯部臣在住の地なり。この故に名づく。石部神社あり。(朝来市山東町滝田)
矢名師・大内・塩淵・金浦・(磯部邑)
『国司文書 但馬郷名記抄』

村数8
柳瀬・大垣・瀧田・新堂・大内・野間・鹽田・金浦
『太田文』

地 図

兵庫県朝来市山東町塩田442

交通アクセス・周辺情報

ホームページ

参 考

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