石見国一宮 物部神社
概 要
社 号 式内社 石見国安濃郡 物部神社
読み:古 モノノヘ、現在 もののべ
所在地 島根県大田市川合町川合1545
旧地名 石見国安濃郡
御祭神
主祭神 宇摩志麻遅命(うましまじ のみこと) 物部氏初代
相殿神
右座 饒速日命(にぎはやひ のみこと) 物部氏祖神で宇摩志麻遅命の父神
布都霊神(ふつのみたま のかみ) 所有していた剣の霊神
左座 天御中主大神(あめのみなかぬし のおおかみ)
天照大神(あまてらすおおかみ)
・客座 別天津神と見られる五神
鎮魂八神
御神徳:文武両道の神・鎮魂の神・勝運の神
御神紋:「ひおい鶴」
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
石見国:34座 並小
安濃郡(アノ):10座並小
中世社格制度 石見国一宮
近代社格制度 旧国幣小社
社格制度廃止後 別表神社
創建 (伝)継体天皇八年(514年?)
本殿様式 春日造変形(春日造では全国一の規模)
境内摂末社(祭神)
境内摂社
後神社(うしろじんじゃ) 師長姫命(しながひめのみこと)
境内末社
神代七代社(かみよななよのやしろ・別名 東五社)
国常立尊・国狭槌尊・豊斟渟尊・泥土煮尊・砂土煮尊・角杙尊・活杙尊・大戸道尊・大戸辺尊・面足尊・惶根尊・伊弉諾尊・伊弉冉尊
荒経霊社(あらふつみたましゃ・別名 西五社の一) 須佐之男尊
皇祖四代社(こうそよんだいしゃ)(別名 西五社)
天忍穂耳尊・瓊々杵尊・彦火々出見尊・鵜草葺不合尊
須賀見神社(すがみじんじゃ) 六見宿禰命
乙見神社(おとみじんじゃ) 三見宿禰命
一瓶社(いっぺいしゃ) 佐比売山三瓶大明神
柿本神社(かきのもとじんじゃ) 柿本人磨朝臣
菅原神社(すがわらじんじゃ) 菅原道真公
稲荷神社(いなりじんじゃ) 稲倉魂命
合祀 大穴牟遅命・大年神・大地主神
淡島神社(あわしまじんじゃ) 少彦名命
八重山神社(やえやまじんじゃ)
伊邪那美命・大山祇神・若布都主神
境外摂社
漢女神社(からめじんじゃ)
栲幡千々姫命タクハタチチヒメノミコト・市杵島姫命イチキシマノヒメノミコト・柧津姫命ツマヅヒメノミコト
境外末社
郷原若宮神社(ごうばらわかみやじんじゃ) 味饒田命
中原若宮神社(なかはらわかみやじんじゃ) 彦湯支命(元摂社)
新屋若宮神社(にいやわかみやじんじゃ) 武諸隅命
川合神社(かわいじんじゃ) 竹子命
石上布留神社(いそのかみふるじんじゃ) 十種神寶
熊野神社(くまのじんじゃ) 高倉下命
石見一宮祖霊社(いわみいっくうそれいしゃ) 幽冥主宰大神(かくりよしらすおおかみ)
例祭日
例祭 10月9日
主な神事
奉射祭(1月7日)
鎮魂祭(11月24日)
文化財
太刀 銘了戒 重要文化財(国指定)
島根県指定有形文化財
太刀 銘雲生・本殿
大田市指定有形文化財
刀 銘平長吉・刀 銘政俊
一口メモ
かねてから石見国一宮の当社をいつか訪れたいと願っていた。但馬は物部氏と縁が深い。その物部氏の初代宇摩志麻遅命を祀るのが石見国一の宮 物部神社。すっかり日は落ちてしまったが、出雲国最後の出雲市多伎町の多岐芸神社から石見国へ。
あくまで写真は夜間撮影のため鑑賞に耐えるものではないので暫定版。出雲は制覇したので石見じゃ~w
歴史・由緒等
御由緒
御祭神宇摩志麻遅命は、物部氏の御祖神として知られております。御祭神の父神である饒速日命は十種神宝を奉じ、天磐舟に乗って大和国哮峯に天降り、御炊屋姫命を娶られ御祭神を生まれました。御祭神は父神の遺業を継いで国土開拓に尽くされました。
神武天皇御東遷のとき、忠誠を尽くされましたので天皇より神剣韴霊剣を賜りました。また、神武天皇御即位のとき、御祭神は五十串を樹て、韴霊剣・十種神宝を奉斎して天皇のために鎮魂宝寿を祈願されました。(鎮魂祭の起源)
その後、御祭神は天香具山命と共に物部の兵を卒いて尾張・美濃・越国を平定され、天香具山命は新潟県の弥彦神社に鎮座されました。御祭神はさらに播磨・丹波を経て石見国に入り、都留夫・忍原・於爾・曽保里の兇賊を平定し、厳瓮を据え、天神を奉斎され(一瓶社の起源)、安の国(安濃郡名の起源)とされました。
次いで、御祭神は鶴に乗り鶴降山に降りられ国見をして、八百山が大和の天香具山ににていることから、この八百山の麓に宮居を築かれました。(折居田の起源)
また、戦国時代、石見銀山争奪戦の舞台ともなり、大内氏・毛利氏の戦勝祈願の記録や武具の奉納、天領歴代代官の赴任に伴う報告祈願さらに文芸・武道の上達祈願、氏族繁栄・雨乞い祈願・戦中の砲弾避け等、多種多様の祈祷が為されました。
-『神社公式サイト』より-
境内・社叢
社号標 鳥居
社頭掲示板
狛犬
鶴
手水舎 拝殿
拝殿扁額
拝殿側面 本殿(ストロボが届きませんw)
西五社
稲荷神社
後神社 一瓶社
地名・地誌
地 図
交通アクセス
山陰自動車道 出雲I.C、江津I.Cより、国道9号線経由、大田より国道375線川合信号よりすぐ。 どちらも約1時間です。
JR山陰本線「大田市駅」下車。バス約20分、タクシー約10分。
周辺情報
ホームページ
参 考
神社公式サイト http://www.mononobe-jinja.jp/ 他
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